【読書レビュー】夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神【愛を楽しむこと】

2019年10月30日

【読書レビュー】夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神【愛を楽しむこと】

こんにちは

yoshi(@yoshiblogsite)です。

【読書レビュー】夢をかなえるゾウ【八百万の神への感謝】」の続編の「夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神」を読んでみました。

1冊目とは毛色が違う本

1冊目の夢をかなえるゾウとは結構毛色が違います。

前回の読書レビューでも書いたように、1冊目は「読者も一緒になって進めていける課題」という形で1日1つ課題を消化していくような構成でしたが、本作は違います。

課題をこなすというよりストーリー性を重視しているような内容でした。

なので、1冊目のような感じで買うと「あれ?」ってなる人もいるかもしれませんね。

ただ、今回出てくる「貧乏神」という視点から世界を見ることを学ぶと、これまた面白い考えで世界を見ることができるようになると思います。

また、本書は最後にガネーシャや貧乏神などからの教え=著者が特に伝えたいであろうことがまとまっているので、ポイントだけ知りたい方は最後から読むといいでしょう。

Kindle版だと下図のようにそのポイントが書いてある章へのリンクが出てて、かんたんに詳しく読めるようになっているのでおすすめです。

こういったポイントはぜひ本を読んでみてもらったほうがいいと思いますので、ここでは全部は紹介しません。

著者が伝えたいであろうこと以外にも面白いところがあったので、今回の記事では主にそれを紹介します。

本を読めば何でも解決する

「いや、むしろ本読んで解決せえへん問題なんてあれへんで」

本を読めば何でも解決します。

何十億人、何百億人という過去から現在に至る人たちが数え切れないほどの本を作ってきています。

本という形になる前でも「思想」はあったので、その頃から数え始めたらきりがないほど人間の本質的な悩みは出尽くしています。

いつの時代も悩みから開放されている人たちはみな「読書」をおすすめしていますが、つまりそういうことなのでしょう。

実際僕も悩んだらとりあえず読書しますし、そうするとすぐに悩みは晴れます。

KindleUnlimitedは無料でかなりの本(ビジネス書だけでなく、雑誌・マンガ・小説まで)が読み放題なのでめちゃくちゃ重宝しています。このサービスは全力でおすすめです。

嫌なことをすればお金が貰えるわけではない

『お金』=『嫌な作業をするともらえるもの』という考えを持つようになります。

「お使いに行ってくれたらお小遣いあげる」のように「〜したらお金をあげる」といった形は誰しも一度は聞いたことあるのではないでしょうか。

しかも嫌な作業をしたときに。

それが本人にとって嫌な作業じゃなければ、問題ないですが嫌な作業だった場合このような思想を刷り込まれてしまう結果になります。

人それぞれの受け止め方次第ですが、お金は決して嫌な作業をすることで手に入るものではないのは注意しておきたいところですね。

借金は投資である

株式会社「俺」への投資

意外とこの概念が自分の中にはなかったので、新鮮でこの本の中で一番お気に入りです。

借金はいわゆる「凡人」という人たちから非常にネガティブなことのように捉えられますが、大成功している人は過去〜現在に至るまで必ずといっていいほど「借金」をうまく利用しています。

普通は借金とか、多少濁して「ローン」といってその重荷に潰されるかのように生きている人が大半ですが、本来はそんなものではありませんよね。

起業なんてまずは借金することからですしね。

実業家である義父が「どれだけ借金できるかが、自分がどれだけ社会的に価値があるか測るモノサシだ。」ということを昔話してくれたんですが、なるほどこういうことかと納得しました。

自分自身を株式会社だとすれば、借金とはまさに投資を受けていることであり銀行という株主に利益を還元していることになります。

価値のないものに投資をするわけがないので、借金を背負っている人は投資するだけの社会的価値があるということを銀行という集団に認められています。

これを「搾取されている」と捉えて卑屈になり不満ばかり垂らす人になるか、「投資されている」と捉えて増収増益を目指すかで、将来天と地ほどの差が生まれるのは自明ですよね。

【読書レビュー】夢をかなえるゾウ【八百万の神への感謝】」で人間は追い込まれると本来の力が出る=かわれるなら、借金を背負いまくればいいんじゃない?という考えと、この株式会社「俺」への投資という考え方を合わせると、やる気が出てきませんか?

「借金しまくって世界旅行→追い込まれて生死をさまよいながら本領発揮」

もし独り身だったらこの手順をやってると思いますが、嫁と動物たちを巻き込んでしまいますし、そもそもすでに僕は5500万円ほどの借金があるので一旦は十分借金してるかなという感じです。

早く億単位の借金ができるほどの人物=それだけの投資価値のある人間になりたいものです。

競争に勝つ

「『売れる』とか『成功する』って結局、他人との競争に勝つってことなんです。特にお笑い芸人の人は出られる番組の数も限られています。つまり──自分がどれだけ『成長するか』ではなくて、他の芸人と比べて『優れているか』で決まるんです。そしてその熾烈な戦いに勝ったほんの一部の人に価値が生まれ、その人にたくさんのお金が流れていくことになるんです」

資本主義はどうしても競争が生まれます。

そして、ただ相手を打ち負かすだけの競争は不幸を生みます。

だからこそ非常に難しいことです。

競争しながらも手を取り合うという一見矛盾した行為の中にこそ真実が眠っています。

困っているときこそ人助けができるかどうか

「そうですよね。でも、世の中の人たちが他人を喜ばせたり、与えることができないのも同じ理由なんです。自分はお金が足りない、時間が足りない、幸せじゃない……そうやって『困っている』と感じているからこそ他人に与えることができないのです」

1冊目の本にも出てきましたが、空腹なときこそ与えられるか。

そもそも持っていないのだからお金を渡したり時間を割いたりするのではなく、それらを使わず他人を励ますことができるか。

ただでさえ余裕がないし、与えるものすらもっていないときに何ができるか。

これが鍵ですね。

情けは人の為ならず

「実は『他人に対する言葉や行動は、自分に対する言葉や行動』でもあるんですよ」

「かわいいといっている女子は自分のことをかわいいといっている」のと同じ感じですね。

例えば貧乏な人を励ましたり、空腹な人を励ましたりすることは自分自身に言い聞かせているともいえます。

いざその立場に自分が陥ったときに、それまでそういう人たちにどういう態度を取ってきたかが問われますね。

また、「お金がない」人に対して「お金がなくても大丈夫」と励ますことは自分もお金がないときに、自分に対しても「お金がないと不安で仕方ない」という苦しみを解放してあげることにもなります。

逆に考えると自分もお金がないときに「お前お金ないの?やばくね?チョーヤバいじゃん。」といってお金がない人を煽っている人は、自分自身の不安もどんどん増幅させていることになるので恐ろしいことですね。

お金に限らず、才能、時間、恋人、友だち、子ども、容姿、などなどなんでも当てはまりますから注意しておきたいところですね。

自分が困っているときに人を助けてあげられる人は、困っている感情からその相手だけでなく自分自身も抜け出すことができます。

情けは人の為ならずです。

人は感動するために生まれてくるもの

「世界とはつまり、そのような場所なのですよ。感動するために、忘れて来るのです」

釈迦がこの本で話している内容です。

輪廻転生的なやつですね

ちなみにガネーシャは感動するために、わざわざ毎回あんみつが好きだということを忘れて降りてくるそうです。

毎日感動を探すのが人生です。

愛を楽しむ

「お金持ちになるためには愛を楽しむこと」

愛を楽しむ

これって意外とやっていないですよね。

人への優しさをこっ恥ずかしいとか思ってるかもしれません。

難しいことや苦しいこと、しなければならないことだと思っている人もいるでしょう。

でも、自然に楽しむことができたらこれほど素晴らしいポジティブサイクルはありません。

与えるだけでなく受け取らなければならない

「他人に与えることは大事です。でも、ただ与え続けるだけの人は──貧乏神に好かれてしまうのです。お金持ちになるためには、他人に与えるだけではなく、他人から受け取らなければなりません」

ひとは「いい人」でいようとするために与えるだけで受け取らない人が多いかもしれません。

しかも「いい人」でいようとする人たちは、その裏側に「他人に嫌われたくない」という欲求が渦巻いていて、自分の望みを押さえ続けた結果やる気もどんどん失っていきます。

そのようにして受け取らないことを続けていると、貧乏神に好かれていくそうです。(と貧乏神が行っています。

与えたらきちんと受け取って循環させることが大事ですね。

他人と意見がぶつかった時にどうするか

「自分の欲求を口に出すと、他人の欲求とぶつかります。いい人ではいられなくなります。でもそうやって欲求をぶつけながら、それでもお互いが喜べる道を見つけていくこと──それが、成功するための秘訣なのです」

価値観の不一致で別れそうな恋人たちに向けた弁証法的恋愛論の説明【アウフヘーベンリーベ】」でも紹介したヘーゲルの弁証法ですね。

円だ、という自分と四角だ、という相手。

そのとき円柱という次元上昇の概念に到れるか。

win-winを模索し、それに成功する会社だけが生き残ります。

泥の中から咲く蓮の花

蓮華が清らかな高原や陸地ではなく汚い泥の中に咲くように、迷いを離れて悟りがあるわけではありません。迷いの中に、悟りの種はあるのです

汚い泥の中から花を咲かせる蓮の花

この本の中で釈迦が話す内容ですが、日本人にとっては馴染み深いですよね。

お寺ではいろんなところに蓮の花が描かれていますから。

もしいまあなたが迷っているならそれは非常にラッキーなことかもしれません。

やりたいことをやってみることがいかに大事なことか

「自分の知らへん場所は、思いもよらんかった色んな経験をさせてくれる。つまり、そこは自分が一番成長できる場所やねん。せやから、憧れる場所に飛び込んで、ぎょうさん経験して成長した人間が、自分にとって一番向いてることを見つけたとき──自分にとっても、お客さんにとっても、最高の状態を生み出すことができんねんで」

最初は自分にあったものなんて見つからないかもしれません。

好きなことが自分には才能がないかもしれません。

でも、やったことがないなら憧れることをとりあえずやってみる。

そこで才能がひらかなくても、そうやって次々に憧れたことに挑戦していくとやがて本当に天命を見つけた時、とてつもない力を発揮します。

【読書レビュー】俺か、俺以外か。 ローランドという生き方【絶品コース料理】」のローランドさんは全力で打ち込んだサッカーの夢が敗れ、ホストという天命に転向して絵に書いたような大成功を収めました。

あまり知られていませんが、黒澤明監督も、ジャイアント馬場も、オードリー・ヘップバーンも、アンデルセンも、カーネルおじさんも、クリスチャン・ディオールも、リンカーン大統領も、みんな憧れた夢に敗れたあとに天命を見つけて偉業を成し遂げています。

才能なんてちっさいこと

「自分らの言う才能て何や?それは、たまたま今の時代に生きとるたくさんの人から認められたちゅうことやろ?でも、ワシからしたら、そんなんめっちゃ小っさいことやねん」

才能は成功と同じで、たまたま現代を生きていて、しかもその情報が届いた人の範囲の中で認められているだけに過ぎません。

すごいことですが、過去〜未来までの数え切れないほどの生まれ変わりの視点から俯瞰すると、ちっさいことですね。

どの視点からみるか、ただそれだけですから、「才能がない」という人はあまり気にする必要はないでしょう。

発明家や芸術家なんて特にそうで、時代を先取りしすぎて死後に評価されるのはザラですよね。

GoogleのCEOにとてつもない影響を与えたニコラ・テスラのように生前にもかなりの発明を残して、死後にもさらに評価が上がりまくっている人もいます。

先取りしすぎて世界の理解が追いつかないなんてのはザラですから、「才能がない」という言葉を鵜呑みにしないほうがいいでしょう。

常識にとらわれないアイデアを出すために

その企画が突拍子もなかったり、実現するのが難しいものであればあるほど「素敵です!」と目を輝かせてくれるから、常識に囚われないアイデアがどんどん出てくる。

「ヒットなんてしなくていいですから!むしろヒットを狙わない方向でいきましょう。とにかく自分の書きたいものを、好き勝手に書いてください!」

貧乏神に好かれた主人公が言われた言葉。

貧乏神はうまくいかなそうなことほど喜んでくれるようで、これが逆にイノベーションに繋がってうまくいっている、というような話しですね。

うまくいかなそうなことと、実際うまくいくことは別物です。

シュレディンガーの猫のように原理的には世界は揺らいでいるのですから、結局のところやってみるまでわかりません。

まとめ:【読書レビュー】夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神【愛を楽しむこと】

いかがでしたでしょうか。

今回の本は1冊目と違ってガネーシャよりも貧乏神にフォーカスされていた内容だったと思います。

また、成功法則の分量としては1冊目の方がかなり多いので、そういうのが好きな人は1冊目がおすすめです。

2冊目は「なんだか1冊目でガネーシャとお別れなのはちょっとさみしいな」って人向けかもしれません。

また、お金というものに振り回されて悩んでいる人であれば、もしかすると悩みを解決する考え方を見つけることができるでしょう。

このブログでは毎日更新で「過去の自分が知りたかったこと」をジャンル問わず書いているので、もしあなたの役にも立ちそうなことを書いていたらまた読みに来てください。