【読書レビュー】夢をかなえるゾウ【八百万の神への感謝】
- 1. 【読書レビュー】夢をかなえるゾウ【八百万の神への感謝】
- 2. どんな本?
- 3. この本をどう使うか
- 4. 重要なポイントを紹介する
- 5. ビジネスは欲を満たすもの
- 6. 反応して生きる人々
- 7. 考えて動けなくなる人
- 8. なんでもやってみる
- 9. 自尊心を満たす人に集まる
- 10. 世界の法則
- 11. 長所と短所は視点が違うだけ
- 12. みんな意識を「変えた気に」なってるだけ
- 13. 等価交換
- 14. 毎日自分を褒めろ
- 15. 退社後の時間は一番大事なことに使えや
- 16. 成功したいという人は「楽」したがりや
- 17. 希望のえこひいき
- 18. 期待は感情の借金
- 19. あなたの夢=みんなの夢
- 20. 変わるには不幸が必要
- 21. 自分自身を諦めてはいけない
- 22. 八百万の神への感謝
- 23. まとめ:【読書レビュー】夢をかなえるゾウ【八百万の神への感謝】
【読書レビュー】夢をかなえるゾウ【八百万の神への感謝】
こんにちは
yoshi(@yoshiblogsite)です。
今回は200万部を超えたベストセラー、「夢をかなえるゾウ」を読んだので読書レビューをしたいと思います。
どんな本?
結構有名な本なので知っている人も多いと思いますが、改めて紹介しておきます。
200万部を突破したベストセラー。
「成功法則書を読んでも人が成功しないのはなぜか?」この疑問に対する1つの解答を用意したのが本書です。
amazonの商品説明文より
主人公は「人生を変えよう」と思っているけど、何も変えられない普通のサラリーマン。そこへある日突然、ガネーシャというゾウの姿をした神様が現れ、主人公の家にニートとして住みつき、ゲームをしては寝るだけの怠惰極まりない生活を始めます。
しかしガネーシャは自信満々にこう言います。「今からワシが出す簡単な課題さえこなしていけば、お前は確実に成功する――」。
主人公とガネーシャの漫才のような掛け合いで、「成功するためにはどうしたらいいか?」「そもそも成功とは?」という自己啓発書のメインテーマを説いていきます。
たまたま先輩に誘われて芸能人やプロスポーツ選手、きれいなモデルやグラビアタレントたちがいる六本木のパーティーに出席した主人公が、その華やかな世界に憧れる、というところから始まります。
そして家について、その世界と自分のしょぼい生活環境の差にムカついて象の置物に八つ当たりし、ガネーシャとあっていろいろな成功法則を教えてもらいながら成長していき、少しずつ変わっていくストーリーです。
この本をどう使うか
今日からあなたには、ガネーシャから出題される課題を、毎日一つずつ実行してもらうことになります。ガネーシャの課題は必ず「一日」で実行できるものになっています。
本書の使い方より
本に書いてあるとおり、読者も一緒になって1日1つずつ課題をこなしていけるような構成になっています。
- 靴を磨く
- コンビニ募金をしてみる
- 鏡で身なりを整える
- etc…
など、多くの成功法則本に書いてあってしかも非常にかんたんにできますが、意外とみんながやっていないことが書いてあります。
アインシュタインやナポレオンなど多くの偉人は「わしが育てたんや」といってそのエピソードを交えながらガネーシャが大事なことを教えてくれます。
小説を楽しみながら1日一章ずつ読んでいき、ついでに課題もやってみると面白いかもしれません。
重要なポイントを紹介する
具体的にやる課題は読みつつ進めるのが楽しいと思いますし激しくネタバレですから、ここでは書きません。
代わりにガネーシャの話す内容で気に入っているものを紹介します。
ビジネスは欲を満たすもの
「『ビジネスの得意なやつは、人の欲を満たすことが得意なやつ』てな。人にはどんな欲があって、何を望んでいるか、そのことが見抜けるやつ」
ビジネスは欲をお金に還元しています。
いかにスムーズに欲を満たせるか。
それがビジネスの成功の鍵を握っています。
反応して生きる人々
「世の中のほとんどの人間はなあ、『反応』して生きてんねや」
人間は習慣が作っていますよね。
マザーテレサの有名な名言でも注意されています。
習慣が人の反応をつくり、それが運命を創り上げていると思います。
考えて動けなくなる人
「やりたいこと見つけるために一番やったらあかん方法、それはな……『考える』ことや。」
僕たちは一切動かずにその場に座り込んで「考える」という方法を取りがちです。
それは一番やってはいけないと注意しています。
考えてないで動け、ということでしょう。
経験しなければ、やりたいことは見つかりません。
醤油ラーメンしか食べたこと無いのに、二郎ラーメンが好きなんてわかりませんからね。
なんでもやってみる
「成功したいて心から思とるやつはな、何でもやってみんねん。少しでも可能性があることやったら何でも実行してみんねん。つまりやな、『バカバカしい』とか『意味がない』とか言うてやらずじまいなやつらは、結局そこまでして成功したくないっちゅうことやねん。」
やってみなくちゃわからない。
少なくとも、自分という人間は過去にも現在にも未来にも1人しかいません。
「自分の場合の正解」を知るには、あなたがやってみる以外の確認方法はないのです。
自尊心を満たす人に集まる
「人は、自分の自尊心を満たしてくれる人のところに集まるんや」
言われてみればそのとおりです。
楽しいと思いますし、欲が満たされますからね。
自分の存在価値を認めてくれる人は、大事ですよね。
世界の法則
「雨が降ったことに対して『運が悪い』て思ったやつは、世界を支配してる法則と、自分の考えている世界とのズレを、そのまま放ったらかしにしたことになるんやで。」
「世界の法則」
これは非常に重大なポイントです。
運ではない。世界には法則があって、それにどう対処するか。
非常に重要です。
長所と短所は視点が違うだけ
「人には自らの欠点が支えとる長所が必ずあるもんなんや」
欠点ばかりに目が行く人っていますよね。
自分ってなんてだめな人間なんだろうと。
それは視点を変えたらほとんどの人が持っていない「長所」になりえます。
白玉あんみつの糖分は太ってしまう原因という欠点がありますが、その代わり甘くて美味しいという長所があるように。
みんな意識を「変えた気に」なってるだけ
「人間が変わろう思ても変わられへん最も大きな原因は、このことを理解してないからや。ええか?『人間は意識を変えることはできない』んやで」
人間は意識を変えられない。
非常に重要です。
僕たちが勘違いしやすいポイントだからです。
意識を「変えた気になる」のは今すぐできます。
だから楽しいし、楽です。
でも明日になったら?あさってになったら?一ヶ月後は?一年後は?
ほとんどの場合何も変わりません。
意識を変えた気になっても具体的に何か動き始めないと、何も意味がありません。
等価交換
「むしろみんな『新しいことをはじめよう』思うからなかなか変われへんねん。何て言うたらええんかなあ……誰にもそれぞれ時間という『器』を持ってんねや」
僕たちは新しいことを始めればかわれると思っています。
でも時間は24時間。有限です。
等価交換です。
ここにねじ込むのは頑張ればできますが、それよりも何かをやめればスルッと始められますよね。
普段からやめなければと思っていることがあるなら、それを今日からやめてみましょう。
「やらない」というのを「やる」のです。
毎日自分を褒めろ
「毎日寝る前に、自分がその日頑張れたこと思い出して『ようやったわ』ってホメや」
「【成功法則】99%の人がやっていない今晩からすぐにできること」でも紹介させてもらった内容です。
これは万人が非常にかんたんに、意識を変えるだけでなく具体的な行動として少しずつ 少しずつ変えていける魔法です。
ぜひ試してみてください。
退社後の時間は一番大事なことに使えや
「会社終わったら自由やから遊んでええというわけやないねんで。むしろ逆やで。会社が終わったあとの自由な時間ちゅうのはな、自分がこれから成功していくために『自由に使える一番大切な時間』なんや。ええか、これからは仕事終わったらまっすぐ帰宅せえ。そんで一番大事なことに使えや。分かったか?」
学校を卒業して社会人になったとたんに、定時後はバカみたいなことに時間を無駄遣いしてしまいます。
それはそれで貴重な体験になるならいいのですが、そうでないから「無駄な時間」なわけです。
学生時代が終わったら宿題もないんですから、自分にとって一番大切なことに使いましょう。
その積み重ねは3年も経てば天と地ほどの差が出てきます。
成功したいという人は「楽」したがりや
「『秘訣』を知りたい、いうことは、ようするに『楽』したいわけやん?」
僕たちは「楽」したがりです。
しかも周りを出し抜きたいと思ったりもしますよね。
ヨコシマな心満載です。
でも、そんなことを考えている間に一歩一歩小さなことでも行動に移して、自分の経験・血肉としていった人との成長の差は日に日に大きくなっていく一方です。
楽な方法を探すのも大切ですが、それをずっとやっていても動けません。
ときおり楽な方法を探して、少し探して見つからなければ動く。
具体的な何かをはじめてそれを習慣化することが大切ですね。
希望のえこひいき
「ワシ、『希望』集めてんねん。全然モノにならんやつから『希望』集めて、筋のええ子に全部あげてんねん。そないしてえこひいきしとんねん。だからスゴいヤツってめっちゃスゴなるし、ダメなやつは徹底的にダメになんねん」
恐ろしいことですね。
マタイの福音書13章12節のようです。
でも、これは世界の真実でしょう。
期待は感情の借金
「期待は感情の借金やからなあ」
期待することは楽しいですが、たしかにそれは楽しさの前借りです。
あんまり多くの感情を借金しすぎると、そのとき特大の後悔を突きつけてきます。
それは僕たちが経験則で知っていることですよね。
あなたの夢=みんなの夢
「みんなが、自分の夢を聞くのが楽しいて思えるのが理想的やねん。ぎょうさんの人が聞きたい夢いうんはな、世の中がそれを実現することを望んでるいうことやろ。そしたらその夢、かなえるのめっちゃ簡単やがな。なんせその夢はみんなが応援してくれる夢なんやから」
いわゆる大義名分です。
企業のビジョンなんかはこれを満たしていなければ、うまくいきません。
当然個人でもこれを満たしているのとそうでないのとでは、人生イージーモードになるかハードモードになるかが大きく変わってしまいます。
今の世界を業界という切り口で見るとその1つは「プログラマー」といったところでしょうか。
プログラミングで世界を作りたい、もっと良くしたいという夢をもったら、それは世界中のサポートが受けられるでしょう。
変わるには不幸が必要
「人間が変わるにはな、もうでっかい不幸が必要やねん。」
自ら不幸を求めなくてもいいと思いますが、不幸のどん底を経験するといやでも変わります。
僕も借金を500万円作ったときに変わりました。
いやでも具体的な行動にでないといけませんから。
あなたは100万円を超える借金を持ったことはありますか?
家を買ったり車を買ったりした人はあるかもしれませんね。
もししたことがない人は、今書きながらの思いつきですが、思いっきり散財して世界一周旅行なんてしちゃって借金抱えまくるのもありだと思います。
いやでも返済のために変わらないといけなくなりますし、世界を旅した経験は必ず役に立つからです。
自分自身を諦めてはいけない
「『自分』や。自分には何か才能がある、自分にしかできない仕事がある、そのことに関してはあきらめたらあかん。見つかるまでそれを探し続けなあかん。自分自身に対してはあきらめたらあかん」
「【読書レビュー】俺か、俺以外か。 ローランドという生き方【絶品コース料理】」で紹介したRolandさんのように自分を諦めないのは大事なことです。
学生時代は自分探しをしていたのに、社会人になったら「いい大人が」とか斜に構えはじめて自分探しを辞める人がいます。
まだ天命を見つけていないのなら、それは絶対的に間違っていることです。
天命は見つけるまで探し続けるものですから。
「身の丈にあったことをせよ」
と何千年も前から言われています。
身の丈にあったこと=天命=生まれた理由です。
八百万の神への感謝
「つまり、満たされる、というのは、『一緒になる』ということなんや。たとえば、人から愛されていると感じる時。人を愛していると感じる時。自分の幸せ以上に相手の幸せを思う時。自分よりも大事なものができた時。それは全部、『あなたと私は一緒です』ということを表してんねや。一番分かりやすいのは恋愛やな。男と女がお互い足りない部分を補完して一体化するわけやからな。これもまた、今、自分がカレーを食べたのと一緒なんやで。足りないもんが埋められて一つになる。一つだけでは満たされないものが、何かと一緒になることで満たされる。分かるか?」
空腹のときに食べたカレーで空腹が満たされ、幸せを感じる。
しかし足りないと思うほど、欲しいものは逃げていく。
空腹すぎるときに、イライラせず人に優しくできるか?人のためを思って行動できるか?
非常に難しいことです。
自分自身が満たされてもいないのに、人に与えることができる人は、成功者しかいません。
ガネーシャはその対策として「感謝」をあげています。
日本人ではおなじみの八百万の神、万物には精霊が宿っているからいろいろなものに感謝しながら生きる。
日本が世界でもかなり特殊な宗教背景をもち、経済的にも異常な速度で発展してきた背景にはこの思想が根付いているからかもしれませんね。
最近の世の中では忘れられかけているかもしれませんが、今一度八百万の神への「感謝」を思い出してみてはいかがでしょうか。
まとめ:【読書レビュー】夢をかなえるゾウ【八百万の神への感謝】
いかがでしたでしょうか。
実はこの本を読むのは数年ぶりの2回目です。
amazonのKindleUnlimitedで0円で読めるようになっていたので読んでみました。
1回目に読んだときはあんまり楽しくなかった気がして忘れ去っていたんですが、読み直すと、数年前には気づかなかったことにも気づくものですね!
結構本質に迫るような深い話も出てきて面白いので、よかったら読んでみてください。
だいぶ前の本ですし、ベストセラー=買った人も多ければ読み終わって売った人も多いので、今では内容に見合わないほど激安です。
この本への500円の投資で、具体的な課題をこなしていったらこの本の主人公のように成功してしまって500万円(500万円どころじゃないと思いますが)が手に入るかもしれませんよー!
このブログでは毎日更新で「過去の自分が知りたかったこと」をジャンル問わず書いているので、もしあなたの役にも立ちそうなことを書いていたらまた読みに来てください。