ポケモンは子どもにも世界の不都合な真実を教えてくれる
ポケモンは子どもにも世界の不都合な真実を教えてくれる
こんにちは
44(@yoshiblogsite)です。
ポケモンソード、ポケモンシールドやってますか?
今回はポケモンバトルは世界の不都合な真実を教えてくれる、とふと思ったのでなぐり書きしていきます。
子どもも遊ぶポケモンというゲームは、どうやら世界の真理に繋がっています。
暇潰しにどうぞ。
発端
橘玲さんの「事実vs本能」が紹介されていたのでふとこの動画を見ていたのが発端です。
そういえばポケモンバトルもリアルワールドバトルも似てるなー、面白いなーということで今回の記事に至ります。
バカと情弱は搾取される
昨今、こんなパワーワードをよく聞くようになりました。
情弱
情報弱者の略ですね。
バカとは情報を知っても理解することができない人、情弱とはそもそもの元となる情報を知らない人を指すのでしょう。
リアルワールドでは産業革命以降情報の価値が爆増し、情報を持つものと持たざるものとの格差は年々広がる一方らしいです。
ポケモンにおいてもよく言われる通り、情報は武器です。どんなに強いポケモンで固めたパーティでも、知らなければいとも簡単に不意打ちを食らって負けます。
産業革命はイギリスで起こり、まさにその頃の雰囲気を感じられるのがポケモンソード・シールドですが、意図的にメッセージとして仕込まれているのか、それとも偶然の一致か。面白いですね。
ポケモンでは情報こそ力
ポケモンワールドで勝つためには、あらゆるポケモンのタイプだけでなくどんな技を覚えるか、ステータスはどのくらいか、どんな持ち物を持っているかなど膨大な情報が必要です。
そしてその情報を知っているだけでなく、使いこなすことで始めて勝てるようになります。
あえて「バカ」と「情弱」という衝撃的なパワーワードを引用しますと、情報を知らないいわゆる情弱はマスターボール級に上がることすらままならず、せっかく得た情報でも理解できないバカである場合は一番上のマスターボール級の中でも勝てずに地を這いつくばります。
逆に情報を知り、それを理解できるようになれば着実に順位が上がっていきます。
ゲームとはいえよくできています。
リアルワールドでも情報が格差を作る
リアルワールドではどうなっているかというと衝撃的な事実があるようです。引用すると
- 日本人のおよそ1/3は日本語が読めない
- 日本人の1/3以上が小学校3~4年生の数的思考力しかない
- パソコンを使った基本的な仕事ができる日本人は1/10しかいない
- 65歳以下の日本の労働人口のうち1/3がそもそもパソコンを使えない
- 日本で知的スキルのある人は1/5しかいない
日本はこれでもかなり優秀な方で、世界を見渡すと下記のようになっているらしいです。
- 先進国の成人の約半分は簡単な文章が読めない
- 先進国の成人の約半分は小学校3~4年生の数的思考力しかない
- パソコンを使った基本的な仕事ができる先進国の成人は1/20しかいない
- OECD平均で知的スキルのある人は1/10しかいない
おそらくこの記事を読むくらいの人は少なくとも文章は読めていて、分数を理解でき、パソコンも使えるでしょうから、世界的に見れば世界を動かしている集団の中心、超上位層に位置しているといっても過言ではないかもしれません。
ふと思ったんですが、ポケモンのように世界中に有名な割に知識と計算能力が必要なゲームに海外勢の優秀なプレイヤーが他の格闘ゲームやFPSと比べて少なく感じるのは、こうした情報処理能力の差があったりするのでしょうか。(そもそもゲームができている、という時点で世界的には富裕層ではありますが。。。)
話せばわかる、読んでもらえばわかるは幻想だった
衝撃的な「事実」がデータから突きつけられているわけですが、普段考えていることとはだいぶ乖離しています。
ちゃんと話せば相手に通じると思っていますし、話さなくてもLINE・Slackのようなチャットツールやメール、文書などで読んでもらえば理解してもらえると思っています。
数式も微分積分などではなく、足し算、引き算、掛け算、割り算の四則演算だけでかけば理解してもらえると思っています。
どうやらそれは幻想みたいです。
確かに論理的に話しても通じない人はいますし、四則演算ができない人もたまにいます。
最近のウィルス事件における「指数関数的に増加」というグラフのイメージすらほとんどの人が理解できていなかった感もあって、確かに数的思考力が本当にない人が多いのかもしれません。
そんな世界に生きている、という情報を知っているだけでも有利になることはあります。
知識と情報がすべて
- 文章が理解できない人がかなり多い
- 算数ができない人がかなり多い
- ちょっと複雑になるととたんにできなくなる人がかなり多い
これは、「頭が悪い人が多い」とかそんな浅い話ではなく、資本主義社会においてはそういった人たちのマーケットが世界中に広がっていることを意味します。
基礎的な知的作業ですらこなせる人は前述の通りかなり少なく、高度な知的作業になってくるとそれができる人は1%しかいないそうです。(ビル・ゲイツみたいな超富裕層な人たちはさらにその中の0.000…1%)
格差社会が広がっている、1%の富裕層と99%の貧乏人に分かれている、そう言われるようになって久しいですが経済格差の根幹は知能の格差になってしまっているようです。
しかしそんなことは誰も公の場ではいいません。
当然学校のような場所では倫理的にアウトですから教わることもありません。
知能の格差、なんて公にいったら「差別だ」となってめんどくさいので誰も言いませんが、それが不都合な真実のようです。
突如くる不意打ちと自由の制限
別にお金持ちになる必要はない、バカで情弱でいい、そう思う人はかなり多いと思います。
しかし怖いのはそこではなく、突如くる不意打ちと自由の制限です。
資本主義社会はその名の通り資本が中心ですから、残酷な真実としてお金の量=実務的な自由の量としてデザインされています。
実務的な自由を手にした超富裕層は、次に心の自由を求めてヨガや瞑想などを始めるようです。(Appleのスティーブ・ジョブズやTwitterのジャック・ドーシーなどは有名ですね。)
情報を知らないと危険なのは、カモにされていつの間にか搾取されつくすことです。
典型的なリアルワールドにおける情弱をカモにしたものとしては
- リボ払い
- カードローン
- ツケ払い
- マイカーローン
- マイホームローン
- 生命保険
- ドルコスト平均法による超長期インデックス投資以外のすべての株式投資
- 不動産投資
- 銀行預金という投資
- 非格安SIM
- 食品添加物満載の加工食品
- etc…
どこもかしこも罠だらけです。
たしかにごくごく一部の条件にあてはまり、その上で使いこなせる人にとってはメリットがデメリットを上回る有益な商品たちではありますが、99%の人には使いこなせない劇薬でしかありません。
銀行預金が投資であり商品であること、数十年前ならいざ知らず現代では元本が減らなくても実質的に損する可能性があるという罠を知っている人がどれだけいるでしょうか。
ツケ払いが人間心理を知らない情弱をカモにしているという仕組みを知っている人がどれだけいるでしょうか。
マイカーやマイホームは本当に自分の人生観にあって納得の上で購入に踏み切った人がどれだけいるでしょうか。
学校では教えてくれないので対策する知識もなく、窓口の笑顔な人やキャッチーな広告に惹かれてカモにされてしまいます。
リアルワールドだけでなく今回の記事のテーマのポケモンもそうで、ゲーム内では別に教えてくれるわけではなく自分からポケモン徹底攻略のような有志のファンサイト、ダメージ計算ツール、実況者の解説、トップトレーナーの構築記事など自分から情報を学びにいって情報を仕入れて対策をしておかないと、ランクバトルに入った瞬間にカモにされてしまいます。
受けループなんかは典型的な初心者キラーで、知らずに対策していなければ毒でジワジワなぶり殺しにあいます。
知らなければケアできないようになっています。
リアルワールドでも不意打ちはポケモンのランクバトルのマッチングのように突然来ます。
使いこなす人と翻弄される人
テクノロジーが発展して、翻弄されたり脱落していってカモにされている人たちがいる一方で使いこなしている層もいます。
すでに数年前からニコニコ動画やyoutubeを始めたりその中でもメンバーシップや投げ銭を活用している人たちはわかりやすいでしょう。
文章が読めない人たち、計算ができない人たち、パソコンがよくわからない人たちにもyoutubeのような動画メディアはアプローチできます。
人生もポケモンも遊び方は自分で決める
この記事ではバカと情弱というパワーワードや、知らないと罠を踏むといった感じでさんざん煽ってきましたが、詰まるところ人生の楽しみ方を自分で決めておけば問題は無いと思います。
例えば経済的な話で言えば、お金によって得られる実務的な自由が自分が人生を楽しむために必要なのであれば前述の通りお金の知識がなければカモにされますし、テクノロジーの知識がなければAI化・リモートワーク化が進む昨今では稼ぐこともままならなくなるので必要不可欠でしょう。
一方で実務的な自由はかなり低コストで済み、自分が人生を楽しむために必要なのが毎月5万円であればバイトするだけなので多くを知る必要はないでしょうし、極端な話田舎の山深くでボロボロの家に住み、誰とも関わらずに雑草を食べて川の水を飲んで生活しても幸せに生きられるのなら、罠にかかることもないでしょう。(日本国民として生きるなら一応国民の義務というのはありますが。。。)
ポケモンでも同じようにマスターボール級上位や世界1位を目指すなら多くのポケモンに関する情報とそれを使いこなす能力が必要になりますが、勝ち負けに一切こだわらずポケモンの戦う姿を見て楽しむだけならポケモンに関する情報なんて何1ついりません。
むしろランクバトルすらしないでゲームの世界を楽しむ方法もあります。対人戦をしなければ情報は不要です。
この世界の遊び方は親でも学校でも国でもなく、自分で決めておきたいですね。
まとめ:ポケモンは子どもにも世界の不都合な真実を教えてくれる
いかがでしたでしょうか。
ポケモンはゲームでありながらも情報が非常に重要であること、それは武器になり使いこなせれば勝てるようになること、そしてそもそも根本的な話として楽しみ方はいろいろあることを実体験として教えてくれるのではないでしょうか。
どんな人生を送りたいか、必要なものは何かを今一度振り返りたいですね。