孔子の論語の考えから学ぶ成功法則

孔子の論語の考えから学ぶ成功法則
孔子の論語は古来より日本に根付く考え方です。
長い年月を経ても朽ちていない、現代まで残るこの「論語」という本
今回はその論語から重要な成功法則をカンタンにまとめていきたいと思います。
君子を目指す
結論からいうと君子を目指すのが成功への道です。
そのための明日から活かしていける2つのポイントが
- 君子は和して同ぜず。小人は同じて和せず。
- 君子は義に喩り、小人は利に喩る。
の2つの考え方です。
君子は和して同ぜず。小人は同じて和せず。
成功を目指す人が目指すべき人物像は君子=尊敬に値する人物です。
君子は
- 自分なりの価値観、芯をもって揺らがない。
- しかも和をもって全体と協調していける。
という特徴があります。
一方小人は
- 自分なりの意見を持たない。
- 周りに合わせてばかり。
という特徴がある人たちです。
立ち止まっていろんなひとを思い浮かべてみてください。
尊敬に値する人物はたしかに芯を持っていますし、そうでない多くの人は芯がないですよね。
ただしこれだけの人は「ちょっとすごい人」とか悪い方向に転ぶと「傲慢でうざったい人」になりかねません。
マスコミやネット民の攻撃のいい的ですよね。
本当に尊敬に値する人物はこれに加えて「和」をなすことができていませんか?
今あなたの頭の中に誰が思い浮かべられているかはわかりませんが、きっとその人は芯がありそれでいて和もなしている人だと思います。
君子は義に喩り、小人は利に喩る。
義とは公益であり利とは私利私欲です。
芯を持ちつつ和もなす。
これほど両立することが難しいことはありませんが、孔子はそれについても言及しています。
要するにみんなのためになることをせよということで、今風に言うとWin-Winを目指しなさいということですね。
Win-Loseではいけません。
自分だけ得すればいい、という考えでいる限りは味方が増えませんよね。
一時的に敵を倒して味方が増えてもすぐに離れていくのが関の山という事実を、すでに論語で話しています。
今も昔も人間の特性は変わりませんね。
敵を倒すことよりも、味方を増やし続けるほうが継続的な成功には大事なのです。
孔子の論語の考えから学ぶ成功法則【まとめ】
今回は論語のほんの一部
- 君子は和して同ぜず。小人は同じて和せず。
- 君子は義に喩り、小人は利に喩る。
についてカンタンにまとめました。
周りに流されず、きちんと自分の意見をもち、それでいてWin-Winを目指すようにしましょう。
わたしも自分の意見を織り交ぜながら、このブログを読んでいるどこかの誰かのためになるような情報発信を心がけていければと思います。
おまけ【孔子の時代背景】
孔子の生きた春秋時代も多くの人が私利私欲を求め混乱した時代でした。
悩みも多く、そうして戦国時代に入っていきます。
孔子の生きた時代の前は周でした。
周辺国家から占いのための生贄狩りをしていた殷に対して、「人間を狩るなんて陰惨だ」という義をかかげ、味方を増やして殷を倒した孔子が尊敬した国家です。
さすがに現代で生贄狩りはありませんが、この義の考え方は現代でも役立ちます。
昔も今も人間の本質は変わりませんから、本質的には同じような悩みがあります。
そして、その解決策は大昔に生きた孔子のような人たちがすでに残してくれています。
悩みに直面したときは温故知新を忘れないようにしたいですね。