【最強の幻影龍12選】ドラパルトの育成論と対策【徹底攻略】

【最強の幻影龍12選】ドラパルトの育成論と対策【徹底攻略】

こんにちは

44(@yoshiblogsite)です。

ポケモンソード、ポケモンシールドやってますか?

剣盾で登場した規格外の速さを持つ600族ドラパルト。

ダイジェットを積んでも抜けないことすらあるほどに速い、常にトップに君臨し続けるポケモンの一角です。

起点作成からダイマックス流し、エースアタッカーやスイーパーまであらゆるパーティのあらゆる役割をこなすことができる型の豊富さはさらにドラパルトの強さを上げています。

今回は発売から約半年経ったポケモン剣盾でドラパルトにどのような型が出てきたのか、対策にどういったものがあるのか調査していきたいと思います。

基本的なドラパルトの特徴は下記の記事もどうぞ。
【ポケモン剣盾】ドラパルトの育成論と対策【変幻自在のトリックスター!なんでも屋の厨ポケ】

ドラパルトの型

現在の環境で見られるドラパルトには下記のような型があります。

  1. 弱点保険型
  2. 命の珠型
  3. 達人の帯型
  4. きあいのタスキ型
  5. ひかりのねんど型
  6. たべのこし型
  7. ラムのみ型
  8. こだわりハチマキ型
  9. こだわりメガネ型
  10. こだわりスカーフ型
  11. 脱出パック型
  12. アッキのみ型

対策は非常に難しいですが、1つずつ特徴と対策を考えていきましょう。

また、最後には無理を承知で汎用的なドラパルトに対する対策も考えていきたいと思います。

弱点保険型ドラパルトの育成論と対策

  • 性格:いじっぱり(こうげき↑とくこう↓)
  • 特性:クリアボディ・すりぬけ
  • 個体値:6V
  • 努力値:H236/A196/B44/D4/S28
  • もちもの:弱点保険
  • わざ:そらをとぶ・ドラゴンアロー・ゴーストダイブ・だいもんじ

■特徴
おそらく最も有名な弱点保険ドラパルトは上記調整のS1で4位を記録したふゆのさん構築のドラパルトでしょう。
Sを最速サザンドラ抜きまで落とし、耐久にガッツリ振って弱点保険発動後の耐久を確保しています。
なお、現在ではSラインを100族抜きやもっと上まで上げている弱点保険ドラパルトも出てきていますが、基本的には耐久にも振ります。

特性はクリアボディがメジャーでしたがラプラスなどが出てきてからはすりぬけが圧倒的に多くなっているように思います。
ダイマックスの打ち合いならクリアボディ、打ち合う場面は少なく相手の壁や身代わり対策も兼ねるパーティの場合はすりぬけが多いでしょう。

「初手ダイマックス」という、トレーナースキルにあまり依存せず誰がやっても再現性が高く、初心者でも勝てる戦術を広めた型でもあると思います。(実際は上級者になると初手ダイマックス対策を構築に含めているトレーナーも多いので、簡単には勝てなくなりますが中〜低順位帯であれば一方的に勝てる性能は未だ健在です。また、上級者でも読みのレベルが神がかっているトレーナーが使えば強いでしょう。)

技はそらをとぶの枠をアクロバットにしてダイマックス後の火力を上げたり、だいもんじの枠をはがねのつばさにしてダイスチルを打てるようにすることで居座り性能を上げたり、ふいうちを入れてダイマックス後の先制技持ち対策として(主にミミッキュの化けの皮)をはいで退場を狙うこともあります。

最近では補助技(鬼火など)を入れた弱点保険ドラパルトも出てきました。小回りが効くダイウォールもできるので、新たな選択肢になってきています。(このときダイジェットを切っているドラパルトもいます。最速個体が減ってきた、中速〜鈍足ポケモンが増えたなど、Sを上げるメリットが少ない環境の場合はこのような技構成になってきます。)

相手の切り返しダイマックスに対しても、高速からのゴーストダイブで相手のダイマックスターンを枯らしつつ大ダメージを入れてから退場ということで、初手のドラパルトに一手目から弱点を突いてくるパーティをほぼ半壊させることができる性能を持つドラパルトです。

■対策
ドラパルトは起点作成型も多く一手目から弱点を突いて一撃で落としたいと思うこともありますが、弱点保険型の場合半壊させられかねないので、可能ならドラパルトの型が不明なうちは「ドラパルトに対して一手目は弱点を突かない」というのを意識するといいでしょう。

弱点保険ドラパルトの場合は初手に出てきても裏から出てきても一手目からダイマックスを切ってくることがほとんどなので、まずはそれをかわすことが重要です。
具体的には耐久に振ったポケモンで対面する、ダイジェットを半減できるポケモンに交代するなどがあります。ただ、後述する鬼火を入れてくるドラパルトもいるので特殊アタッカーもしくは火力に期待していない起点作成ポケモンで対面するのが比較的安全かと思います。

ただ、この立ち回りを逆手にとるような命の珠・こだわりハチマキなどの超火力ドラパルトもいるのであくまで型の多いポケモンに対する王道の対策である「今環境に多い型」を意識して立ち回ることが大事で、弱点保険ドラパルトが環境に少ないとき(ポケモンホームのデータで見れたり、実際に試合をして弱点保険ドラパルトに当たりやすいといったことから判断)は弱点をついていくのも大事でしょう。

弱点保険ドラパルトを紹介していたので貼っておきますね。

命の珠型ドラパルトの育成論と対策

  • 性格:いじっぱり・ようき・ひかえめ・おくびょう
  • 特性:クリアボディ・すりぬけ
  • 個体値:6V
  • 努力値:AS252/B4
  • もちもの:いのちのたま
  • わざ:ドラゴンアロー・ゴーストダイブ・はがねのつばさ・だいもんじ

■特徴
最も技範囲が広く何をうってくるかわからないのが命の珠型です。
上の調整はもっともシンプルな物理ぶっぱ型で、耐久性能はダイスチルに依存しています。
命の珠で物理・特殊の両方の火力を十分にもつことができ、両刀型も普通にいます。

実際のランクバトルでは様々な調整がされており、Sをぶっぱではなく、高速ポケモンのほとんどを抜ける120族抜き、アイアントが抜ける109族抜き、一般的な100族抜きといった感じでSを下げて耐久や両刀火力に回す個体もいます。(命の珠ダメージ最小になる10n-1のH204を目安にすることも)

弱点保険型のように初手ダイマックスする場合もあればダイマックスせずに使うこともでき、アタッカーとしての汎用性が最も高い型なのではないでしょうか。

技は単純に弱点保険型の持ち物を命の珠に変えただけの個体もいれば、ハイドロポンプ・かみなり・ソーラービーム・サイコファングなど他のドラパルトの型には見られない広い技範囲をもつドラパルトもいます。

■対策
予想外の技範囲から一撃で落とされる可能性があるドラパルトの型なので、相手が命の珠型のときは他の型では見られないような技範囲も多少意識していきたいです。(例えばダイソウゲンやダイサイコなど)

火力は高いものの、命の珠で自ら耐久を削っていってくれるので他のドラパルトと比べると柔らかい型です。
ステルスロックや天候ダメージを入れていくと意外と簡単に先制技圏内に入ってくれるでしょう。

技範囲を活かすためのフルアタ型が多いので、ふいうちによる押し込みも決まりやすいドラパルトです(ドラパルトにふいうちがあった場合は失敗しますが)

命の珠型ドラパルトを紹介していたので貼っておきますね。

達人の帯型ドラパルトの育成論と対策

  • 性格:いじっぱり・ようき・ひかえめ・おくびょう
  • 特性:クリアボディ・すりぬけ
  • 個体値:6V
  • 努力値:AS252/B4
  • もちもの:たつじんのおび
  • わざ:ドラゴンアロー・ゴーストダイブ・はがねのつばさ・だいもんじ

■特徴
命の珠型の派生版といった感じです。
命の珠自体が他のアタッカーポケモンとの取り合いなので、ドラパルトにもたせられないときにこちらを採用することがあります。

実はそれだけでなく、命の珠は耐久をどんどん削っていきますが達人の帯型は命の珠型に比べると耐久力があるのでギリギリで耐える場面も多少増える、命の珠と違って目に見えて型がバレにくいというメリットがあります。

上の調整はもっともシンプルな物理ブッパ型の調整ですが、耐久調整が命の珠型ドラパルトよりも効果的に効くのが達人の帯ドラパルトでしょう。

■対策
達人の帯は抜群を取れないと持ち物なしと同等なので、この型のドラパルトも技範囲を広げていることが多く、フルアタ型が多いです。
立ち回りとしてはダイウォールや変化技の警戒はそこまで必要ではないでしょう。
また、ふいうちも通りやすいと思います。
弱点保険・命の珠同様ダイマックスしてくる可能性のあるドラパルトなので、読みを決めるときはダイマックスの選択肢を入れるといいでしょう。

たつじんのおび型ドラパルトを紹介していたので貼っておきますね。

きあいのタスキ型ドラパルトの育成論と対策

  • 性格:いじっぱり・ようき・ひかえめ・おくびょう・むじゃき・せっかち・やんちゃ・うっかりや・さみしがり・おっとり
  • 特性:すりぬけ・クリアボディ
  • 個体値:6V
  • 努力値:CS252/A4
  • もちもの:きあいのタスキ
  • わざ:ふいうち・シャドーボール・りゅうせいぐん・おにび

■特徴
S6で1位をとったポケモンマスターのくろこさん構築で採用されていたのがきあいのタスキドラパルトです。

他のドラパルトと比べると耐久はきあいのタスキに依存しているので、性格の下降補正を防御や特防にかける「むじゃき」などの珍しい性格が採用されやすい型でもあります。

どんなポケモンが来ても何かしら仕事ができるので初手にも出しやすく、対面性能も高い型です。

ドラパルト対面やダイジェッター、ヒヒダルマなどのスカーフ持ちやミミッキュなどの先制技持ちに対しても、一発殴ることができる「ふいうち」をほぼ間違いなく採用している型でもあります。

本来苦手なリベロエースバーンのふいうち対策としても、きあいのタスキ+ふいうち+鬼火は強力な技構成です。

素早さで上を取れていれば単純にメインウェポン2発で相手は落ち、そうでなくともメインウェポン+ふいうちで落ちるか後続の先制技圏内に入り、物理相手であれば鬼火で後続の起点作成をしたり不意打ちよみで鬼火をタダで入れることもでき、ダイマックスをきればダイアークによるDダウンの特殊役割集中が狙える上にダイウォールによる細かい立ち回りも可能な型です。

りゅうせいぐんの特攻ダウンの影響をふいうちが受けないという点も非常に噛み合っています。

上級者が使うと非常に強い型ですが、他のドラパルトに比べれば火力が低いことや盤面ごとの選択肢を柔軟に変えること、相手の技を読んで不意打ちと鬼火を打ち分けるなど、立ち回りの選択肢が多く使いこなすのは比較的難しい型なので、初心者が使っても強い型かというと使いこなせないかもしれません。

特殊ふいうちドラパルトは僕もシーズン2〜3あたりからちょくちょく当たってボロ負けしていましたが(特殊型にふいうちを持たせる個体がほぼいなかったため)、現在では非常に有名な型の1つとなったので、使う場合は読まれやすくなっている前提で動くのがいいでしょう。

技構成は特殊技+ふいうちが王道ですが、逆にメインウェポンも(もはや特殊型でもふいうちが読まれるので)物理技にすることもあります。

ダイマックスでの打ち合いはあまりしない型なので特殊型の場合はすりぬけが基本ですが、物理型はギャラドスやガオガエンなどの威嚇対策にクリアボディを採用するドラパルトもいます。

■対策
きあいのタスキ型ということがわかったら、ふいうちに対しては鬼火を入れられてしまうこと、かげうちなどの先制技に対しては上からのふいうちが飛んでくることに注意しましょう。

超高速ポケモンのドラパルトのふいうちには上からふいうちをすることが実質不可能なので、ふいうち読み交代や変化技(鬼火や積み技など)をうって逆手に取るといいでしょう。

くろこさん自身が1位を取ったときのきあいのタスキドラパルトを紹介していたので貼っておきますね。

ひかりのねんど型ドラパルトの育成論と対策

  • 性格:ようき・おくびょう
  • 特性:のろわれボディ
  • 個体値:6V
  • 努力値:HS252/B4
  • もちもの:ひかりのねんど
  • わざ:リフレクター・ひかりのかべ・のろい・おにび

■特徴
サポート型の壁貼り型のドラパルトとして有名な型です。
アローラキュウコンやラプラスなどの両壁貼り役が出てきたり、クリアボディよりもすりぬけドラパルトがメジャーになってからは数を減らしています。

高いSを活かして壁貼を貼ってからのろいでターンを無駄にせず自主退場するのが基本ムーブです。

また、接触技を使ってきた相手をたまにのろわれボディ発動で技を使えなくさせることもできるのが他のポケモンにはない利点です。

積み技を使ってくるカビゴンやミミッキュなどが相手でも、おにびとのろいで居座りを拒否して積み技をリセットさせる圧力をかけられるようになっています。

技構成に関してはこの型のドラパルトは挑発に非常に弱いので、おにびの枠はとんぼがえりが採用されることがあったり、どちらかの壁・もしくはのろいを外して祟り目を入れているドラパルトもいます。

Sラインはドラパルト対面でも壁をはれる可能性を残すために最速にすることもあれば、ドラパルトはスカーフ持ちや最速相手が運ゲーになるのでもっと低いSラインまでを意識して下げて、その分耐久に回す場合もあります。

■対策
他のドラパルトに比べると壁貼り型は火力がないのが特徴です。
ただ、積み技を積んで起点にできるかというと物理アタッカーは鬼火を入れられてしまう可能性が高く、そうでなくとも呪いが入ってしまうため居座りにくい状況が作られます。
(スカーフもちやすでにダイジェットを積んでいる、バトンタッチでSが上昇しているなど)ドラパルトの上を取れていない場合は安易にダイマックスを切らずにサイクルを回す立ち回りがいいでしょう。

ひかりのねんど型ドラパルトを紹介していたので貼っておきますね。

たべのこし型ドラパルトの育成論と対策

  • 性格:ずぶとい・ようき・おくびょう・いじっぱり・ひかえめ・むじゃき・のうてんき
  • 特性:すりぬけ・クリアボディ
  • 個体値:6V
  • 努力値:H236/B252/S20
  • もちもの:たべのこし
  • わざ:みがわり・おにび・たたりめ・ドラゴンアロー

■特徴
S5で44位を記録したくろもちぃさんで有名なドラパルトです。

物理アタッカー全般を受けることができるかなり耐久に割いたドラパルトで、たべのこしカビゴン、アーマーガアなどの受け主体なパーティも崩していける性能をもっています。

たべのこし効率最大となる16n-1のH236および物理受け性能を最大化するB252を基本としてS20をどの程度ACDに振るかといった調整になります。(なお、たべのこしを他のポケモンに取られているときはオボンのみを採用することもあります。)

基本形は性格ずぶといでみがわり・鬼火・祟り目+αですが、電磁波やかなしばりを入れて通称「みがしば」型にしたり、りゅうのまい+バトンタッチ、りゅうのまい+攻撃技といった攻撃によった型も存在するようです。

ドラゴンアロー採用型のような両刀型の場合、火力下降を嫌ってむじゃきやのうてんきといった特防下降補正をかけることもあります。

このような攻撃型みがわりたべのこしドラパルトのときは性格がようきやおくびょう、いじっぱり、ひかえめといった火力よりの性格になり、合わせてBにぶっぱしていた努力値はAやCにぶっぱされます。

さらにS5で2位となったwispteaさんの構築のたべのこし身代わりドラパルトはなんとワイドブレイカーというヤバい技を覚えています。

鬼火が入っていなくてもカビゴンを起点に展開できるという特徴を持っており、出す場面をしっかり見極めると扱いやすく強いドラパルトの型の1つです。

■対策
物理相手には非常に強いものの、努力値・性格ともにDに振っていない上に場合によっては下降補正がかかっており、さらに鬼火も効かずSにも振っていないため上から殴れる場面も多いので特殊アタッカーには弱めです。

具体的にはトゲキッスや特殊すりぬけドラパルトなどで対策しやすいでしょう。
一方で受け気質のパーティはこのドラパルトに一方的にやられる可能性すらあるので、相手にドラパルトがみえたら選出時は注意しましょう。

また、たべのこし型は他のドラパルトと比較しても様々なトリッキーな技構成があるので、エースを潰されないように慎重な立ち回りをしていきたいですね。

たべのこしワイドブレイカードラパルトを紹介していたので貼っておきますね。

ラムのみ型ドラパルトの育成論と対策

  • 性格:むじゃき・ようき・おくびょう・いじっぱり
  • 特性:すりぬけ
  • 個体値:6V
  • 努力値:H236/A196/B44/D4/S28
  • もちもの:ラムのみ
  • わざ:りゅうのまい・ドラゴンアロー・ゴーストダイブ・だいもんじ

■特徴
受けやあくびループ系起点作成ポケモン相手にりゅうのまいを積んで無双するドラパルトです。

Sの振り方は立ち回りによって多種多様で、ASぶっぱの最速にする場合もあれば耐久に回すこともあります。
耐久に回す場合は弱点保険ドラパルトくらいまで耐久に努力値を割きます。
鈍足起点作成相手に出す場面(りゅうのまい前提の立ち回り)が多ければSを削って耐久に回し、対面として(りゅうのまいをしない場面で)出すこともある場合は最速で採用することになるでしょう。

技構成に関してはだいもんじのところがミミッキュ意識のはがねのつばさになったり、特殊アタッカーとして採用する場合はシャドーボールを採用することもあるでしょう。

実戦ではうまくりゅうのまいからの無双ができない場面もあるので、そういったときのための鬼火(物理アタッカー相手ならりゅうのまいをする余裕ができる)や後続に繋ぐバトンタッチを採用していることもあります。

りゅうのまいを見せるとナットレイやアーマーガアといった物理受け特化のポケモンが出てきやすいので、基本的にはそこにささるだいもんじを採用するのがメジャーな選択となっています。

■対策
あくびカバルドンやカビゴンを起点にしてくるタイプのドラパルトなので、これらのポケモンを選出する場合は注意しましょう。

りゅうのまいでとてつもない素早さになりますが、ふいうちを持っている個体は多くないので、ふいうちや先制技で落としやすい型でもあります。

ラムのみ型を紹介していたので貼っておきますね。

こだわりハチマキ型ドラパルトの育成論と対策

  • 性格:いじっぱり・ようき
  • 特性:クリアボディ・すりぬけ
  • 個体値:C抜け5V
  • 努力値:AS252/B4
  • もちもの:こだわりハチマキ
  • わざ:ドラゴンアロー・とんぼがえり・ゴーストダイブ・ふいうち

■特徴
初手に出してきあいのタスキ持ちを一撃&最後のスイーパーとして出して削り残しをふいうちで一撃
といったコンセプトで採用されやすい型。こだわるので引きさきとなるたべのこしカビゴンなどクッションポケモンと一緒に選出されやすいです。

また、ダイマックスをせずともダイマックス並の火力が出せるので、こだわりの扱いは難しいもののダイマックス相手にも勝てる可能性を持てる型です。

同速ゲーを意識したようき最速
同速ゲーは考慮しないいじっぱり
のどちらかで採用されます。

決まったときは1ターン目からダイマックスもしてないのに数的優位を一瞬で取ることができ、ほぼ試合が決まることがある反面でドラゴンアロー読みミミッキュ引きのように引かれるとこだわっているせいで起点にもされうる型となっており、相手の裏を読んでうつ技を選んだりと意外と扱いは難しいです。

技構成はタイプ一致のドラゴンアロー、ダイマックス読みで相手のダイマックスターンを枯らすゴーストダイブ、交代読みでうつとんぼがえり、スイーパー性能の高いふいうちという構成が一般的ですが、ミミッキュに引かれたときにもダイマックスを切ってダイスチルから無理やり突破可能なはがねのつばさや、ダイマックス時にダイウォールをしたり初手でハチマキ型であることを悟らせない鬼火・電磁波を採用する場合もあります。

特性は威嚇を意識したクリアボディ、壁や身代わりを意識したすりぬけのどちらもいます。

■対策
初手にドラパルトが来た場合はハチマキの可能性が十分にあるので、ドラゴンアローを耐えられないポケモンの場合は一応引いたり、失ってはいけないポケモンの場合はダイマックスを切る判断も検討に入れるといいでしょう。

サイクルを回すと、本来ドラパルトの技範囲で打てるはずの技をうってこないためこだわり型であることがわかりやすいので、うまく交代を絡めつつこだわりを逆に起点にしていけるといいでしょう。

こだわりハチマキ型を紹介していたので貼っておきますね。

こだわりメガネ型ドラパルトの育成論と対策

  • 性格:おくびょう・ひかえめ
  • 特性:すりぬけ
  • 個体値:A抜け5V
  • 努力値:CS252/B4
  • もちもの:こだわりメガネ
  • わざ:りゅうせいぐん・シャドーボール・だいもんじ・10まんボルト

■特徴
こだわりハチマキの特殊バージョンです。
主に初手にきやすいのろいカビゴンやロトム系、後ろに控える物理アタッカーに非常に強いアッキのみミミッキュやアッキのみトゲキッスに高火力を打ち込むために採用されます。

フル特殊技のドラパルトが多いですが、初手に出した後一貫する技を調査するためにサイクルを回しやすくするとんぼがえり持ちもいます。
10まんボルトの枠が変更されやすく、ダイジェッターにささる電気よりも初手で対面しやすいカバルドンにささるハイドロポンプを採用することもあります。

最速(臆病)にしている個体が多いですが、控えめにしてもなんだかんだでドラパルトは物理型のため火力が足りないことが多いので、ステルスロック展開やとんぼがえりでサイクルを回して削ってから一貫して抜いていく展開、削り残しを削り切る先制技持ちと合わせて採用するといった感じで、ハチマキ型と比べると一工夫必要な型です。

特殊型のメリットは技範囲が広がることと鬼火や威嚇が怖くなくなることなので、火力が下がって決定力が単体では下がる分ハチマキ型よりも扱う難易度は上がりますが、対応できる範囲は広がるでしょう。

■対策
耐久に振っていることはほぼなく、火力も物理型に比べると低いのでダイマックスを切るタイミングが合えば一撃で倒しつつ餌にすることもできます。
とはいえ初手対面したときにそのドラパルトが弱点保険型なのか、ハチマキ型なのか、命の珠型なのか、メガネ型なのか、起点作成型なのかは一切わからないのが難しいところで、「まもる」から入って見極めるのも1つの対策として有効でしょう。(りゅうのまいや身代わり型のときにきついですが)
特殊型ドラパルトは物理型に比べて非常に技範囲が広く水や電気、草技も飛んでくるのでサイクルを回す際には相手の技構成に気をつけましょう。

こだわりメガネドラパルトを紹介していたので貼っておきますね。

こだわりスカーフ型ドラパルトの育成論と対策

  • 性格:ようき・いじっぱり・おくびょう・ひかえめ
  • 特性:クリアボディ・すりぬけ
  • 個体値:C抜け5V(A抜け5V)
  • 努力値:AS252/B4
  • もちもの:こだわりスカーフ
  • わざ:ドラゴンアロー・ゴーストダイブ・とんぼがえり・おにび

■特徴
最速中の最速ドラパルトで、相手がダイジェットを積んでいようがすなかきやすいすいを発動していようが問答無用で上を取ります。
最速にしていればS実数値は319にもなり、トゲキッスやギャラドスのダイジェット2段階上昇程度なら余裕で抜けるので、ダイジェットを積んで安心しきった相手を上から殴って沈める動きもできます。

初手のドラパルト対面での制圧や、後発で出したときのスイーパー性能を期待して採用することが多い型ですね。

Sぶっぱだとやや過剰なこともあるので、パーティの立ち回り的にそこまで必要ないとなる場合は最速スカーフサザンドラ抜きくらいまでSを落として、その分を耐久に回すこともあります。

技構成はダイジェットを積んだギャラドスやトゲキッスを意識した場合は特殊技で10万ボルトをもたせますが、基本はドラゴンアローとゴーストダイブ、後2枠をいろいろ入れ替えることが多いでしょう。
とんぼがえりにすれば初手でとりあえず様子見しつつきあいのタスキを潰したり、鬼火にすればダイマックスを切ったときにダイウォールで小回りが効くだけでなく起点にできるポケモンが出てきたときに後続のエースの起点作成もできるようになります。
リベロエースバーンやドラパルト対面でふいうちを持っていることも多いので、そういった対面では鬼火も刺さりやすいです。

物理型なら威嚇対策のクリアボディ、身代わりや壁貼りが多いときや特殊スカーフはすりぬけ採用が多いでしょう。

ただ、特殊スカーフは思っている以上に一撃の火力がないので、サイクルを回して削っていくことが前提になります。

■対策
こだわりスカーフ型がヤバいのはドラパルトの上も取られて抜群ドラゴンアローで何もできずに落とされてしまうことと、ダイジェットを積んだ後ですら上を取られる可能性があることです。
一方で火力は他のドラパルトに比べると低いので、素早さが関係ないいたずらごころを使った変化技やふいうち、ダイマックスでの耐久上昇をすることであまりダメージを受けずに切り返していけるでしょう。

こだわりスカーフ型を紹介していたので貼っておきますね。

脱出パック型ドラパルトの育成論と対策

  • 性格:おくびょう・ひかえめ
  • 特性:すりぬけ
  • 個体値:A抜け5V
  • 努力値:CS252/B4
  • もちもの:だっしゅつパック
  • わざ:りゅうせいぐん・おにび・でんじは・たたりめ

■特徴
初手に投げてりゅうせいぐんぶっぱからのだっしゅつパック発動で対面不利がほぼ存在しないドラパルトです。
前述のスカーフドラパルトが多いとき以外は出しやすいでしょう。
最初の1回だけとんぼがえりがりゅうせいぐんになるようなイメージですね。

相手がふいうち持ちのときは鬼火や電磁波から入っていきます。

鬼火・電磁波はどちらかだけを採用し、1枠をナットレイ・アーマーガアなどに向けただいもんじ、だっしゅつパック発動後もあくびループ抜けやミミッキュ対面などでサイクルを回しやすいとんぼがえりが採用されることもあります。

鬼火は物理アタッカー全般、電磁波は主にトゲキッスメタとして使われます。

■対策
そもそもだっしゅつパック型はほとんどいないことと、初手のりゅうせいぐんはこだわりメガネ型もいること、撃たれるまでわかりようがないことから対策という対策は実質無理な型です。
ただ、その分一撃で試合が決まるような決定力はないので立ち回りで巻き返していくしかないでしょう。

だっしゅつパックドラパルトを紹介していたので貼っておきますね。

アッキのみ型ドラパルトの育成論と対策

  • 性格:ようき
  • 特性:クリアボディ
  • 個体値:C抜け5V
  • 努力値:HB252/S4
  • もちもの:アッキのみ
  • わざ:おにび・りゅうのまい・バトンタッチ・ドラゴンアロー

■特徴
S1で12位を記録したくろもちぃさんの構築で使われていたドラパルトです。

あまり環境でみかける型ではないものの、物理アタッカーを抑えつつ後ろのエース(おもにドリュウズ)にきれいにバフをつなげていくことができる型の1つです。

僕自身はこの型のドラパルトに対面したことはないので構築記事と紹介動画を参考にしてもらうのがいいでしょう。

■対策
ドラパルトにはそもそもたべのこし型などの物理受けもいるので、特殊アタッカーで対面することができるのであればその盤面を作るのがいいでしょう。

アッキのみ型ドラパルトを紹介していたので貼っておきますね。

汎用的なドラパルト対策を考察する

ドラパルトも他のトップメタ同様「この型に対してはこの立ち回りが正解だが、他の型の場合不正解」となるタイプのポケモンなので絶対不変の正解となる対策は存在しません。

では「対策なんてできないじゃん」と思うトレーナーも居ると思いますが、そこがポケモンの奥深いところで、常に環境の推移を肌で感じてそれに対応できるトレーナーだけが本当のポケモンマスターになれるようになっています。

1〜2桁を争うような上位勢は、環境調査は当然として、さらに一歩進んだパーティの「並び」や立ち回りの「雰囲気」を感じ取って「この型っぽい」という推測から立ち回りを変えているようです。

有名実況者の1人バンビーさんが「ドラパルトのもちもの当てクイズ」をやっていましたが、これを当てられるトレーナーはどれだけいるでしょうか。

また、「自分の構築に相手が出しにくいドラパルト・出しやすいドラパルト」の型を把握しておくことも重要です。

例えば受けポケモンが多い構築のときは技範囲の広いメガネやたべのこし、ラムのみなどの型は出てきやすいですが、スカーフやだっしゅつパックのような火力が高くない型は出てきにくいといった傾向があるでしょう。

自分の構築が苦手とするドラパルトの型を意識しておいて、ドラパルトが出てきたときはその処理ルートを考えておくと勝率アップに繋がるのではないでしょうか。

ドラパルト相手全般に言えることですが、ひたすらに素早さが高いのでうまくトリックルームや電磁波、ねばねばネットなどでS操作をすることができれば、本来は一方的にやられるしかないポケモンもドラパルトを対策できるようになるでしょう。

まとめ:【最強の幻影龍12選】ドラパルトの育成論と対策【徹底攻略】

いかがでしたでしょうか。

技範囲も広く調整次第でエースアタッカーから物理受けの起点作成までかなり幅広い活躍ができるポケモン剣盾のトップメタドラパルト。

拡張コンテンツも出るので型の開発と対策は今後も進んでいくことでしょう。

今後も環境変化に合わせていろいろなドラパルトを使って遊んでいきましょう。

では、今日もポケモン剣盾楽しみましょう!

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