【目標設定】苦悩を生む理想像と苦悩を生まない理想像の違い
【目標設定】苦悩を生む理想像と苦悩を生まない理想像の違い
こんにちは
44(@yoshiblogsite)です。
「頑張っても頑張っても幸福感がない」
「何をやっても満たされない」
「いつまで頑張れば良いんだろう」
生きていれば多くの苦悩に直面しますよね。
みんなそれぞれの方法でそれに対処していると思いますが、今回はその1つの解決策をご紹介します。
結論:目標設定の違いが苦悩を生んだり生まなかったりする
結論からいうと、目標設定の仕方によって苦悩を生んだり解放されたりします。
ここでいう目標設定とはいわゆる表面的な目標設定ではなく、心の奥深くに眠る本当の目標設定=理想像です。
苦悩は理想と現実のギャップが生じたときに発生します。
そして、目標に向かって邁進しているつもりでも表面的な目標しか達成していないとき、心の奥深くの理想像は満たされていないため無限に苦悩に苛まれることになるかもしれません。
苦悩を生む理想像
- 達成不可能な理想像
- 醜い理想像
典型的な達成不可能な理想像は、「パーフェクトヒューマン」です。
どれだけのスキルを身につけても、スキルを磨いても、お金を稼いでも、人に優しくしても、絶対にたどり着けない終わりのない理想像です。
いくらやっても「まだ足りない、まだ足りない」
終わりがないから当然ですね。死ぬまでたどり着けませんし死んでもたどり着けません。
他の多くの人がたどり着けない成功まで成し遂げる人もいると思いますし周りの称賛は得られるでしょうが、本人は「THE・不幸」な人生を生きているパターンですね。
また、称賛を受けたら受けたで2つ目の「醜い理想像」が浮き彫りになってくる人もいて自己嫌悪に陥ってしまう人もいます。
醜い理想像とは、例えば一例をあげると「わたしは友だちより優位な立場で成功した姿を称賛されるべき人間だ」というような理想像です。
友だちなのに平等だと思っていないですし、見下されることに対する臆病な恐怖心が透けてみえています。
と僕が評論するまでもなく、もしそれが本当に自分にとって醜い理想像なのであれば、自分の奥底に潜む理想像を掘り出してその正体を見つめたときに、AHA体験的に「うわっ、自分のしがみついていた理想像って醜いな!!!」と目からウロコが落ちる感覚があります。
それに関しては正体を見つけてしまえば後は自然と解消に向かうので、発見さえしてしまえばそこで苦悩は終わります。
苦悩を生まない理想像
- 理由とセットになっている理想像
- 美しい理想像
理由とセットになっている理想像は苦悩を生みません。
「XXがしたいからXXでありたい」というような感じです。
「病気で困っている人を助けたいから、医者になりたい」とか「笑顔で幸せにしたいから、お笑い芸人になりたい」とかですね。
理由とセットになっている上に、無限ではありません。
しかも理由が美しいので、その理想像を心の底から掘り出して見つめても、自己嫌悪に陥ることもありません。
幸せなお金持ちと不幸なお金持ち
お金を稼ぐ目的でみてみましょう。
「お金を稼いで稼げない他の多くの人間より成功して見下したい、優越感に浸りたい、全能感に浸りたい、認められたいし、自分はそういう人間であるべきだ」
という理想像だとしたら、無限の不幸にハマってしまいます。
全部自分に向いている上に達成の基準が他人だから当然ですね。
逆に
「お金を稼げば、経験から稼ぎ方のノウハウを多くの人に伝えることができる、稼いだ先にどんな景色がみえるのか自分なりの視点で示すことができる、自分はそういう人間であるべきだ」
というような理想像であれば、全部他人にむいている上に達成の基準は自分が決めるので苦悩に囚われることはありません。
その上でお金を稼ぐことに対するモチベーションは失わないので、幸福ながらもお金持ちになることができるでしょう。
理想像を掘り起こす手順
自分の理想像の掘り起こし方をご紹介します。
「世界中の億万長者がたどりつく「心」の授業」という本に具体的に解説されています。
- 自分が苦悩の状態であることに気づく
- 心の声(ゴースト)を15個以上見つける
- 理想像=苦悩の正体を見極める
- 最適な行動を選択する
苦悩にあるとき、「なんで自分だけこんな目に」「なんであいつはあんななんだろう」「ああいう言い方することないじゃないか」というような心の声が聞こえると思います。
浮かんでは消え、浮かんでは消えていくのですが、それを1つずつキャッチしていきます。
15個以上というのは、かなり注意深く耳を傾けないと聞こえず、さらに最後の方の声ほど真相に迫った心の声になるので頑張って絞り出します。
出し終えたら、自分がもっと恵まれるべきというような自分に矢印が向いている声、他人の非を責めている声を数えます。
ほとんどの人は心の声の90〜100%がそういった声だそうです。
次に心の声を注意深くみて、自分の理想像を見極めます。
「自分はXXXであるべき」
という理想像が見えてきます。
その瞬間に「ああ、これか!」とならない場合は、それはダミーです。
理想像を見つけたときは「ああ、これか!」となります。
この理想像は「親にかけられた禁止令診断と洗脳解除の手法」でも紹介したように幼少期の生存戦略が影響しているかもしれませんし、「醜い」と感じるものが見つかると思います。
苦悩は醜い(と自分自身が感じる)理想像からしか生まれないからです。
しがみついていた理想像が明らかになったら、あとは理想像を手放して自分が「美しい」と感じる理想像に向かう最適な行動をすればいいです。
大金を失った時、仕事を失った時、仕事でミスした時、他人と争いになった時、愛する人をなくした時、健康を害した時など、この4ステップは、些細なことから大きな人生の問題まで応用がきくそうなので試してみてください。
なれないうちは1時間くらいかかって、なれると1分くらいでできるようになるそうです。
まとめ:【目標設定】苦悩を生む理想像と苦悩を生まない理想像の違い
いかがでしたでしょうか。
理想と現実のギャップに苦悩が生まれますが、自分がしがみついている醜い理想像を見出すことができれば健全な形で解放されます。
もしあなたが苦しみ悩んでいるようであれば、苦悩を生む理想像ではなく、苦悩を生まない理想像に変えていくエクササイズをしてみてはいかがでしょうか。
このブログでは毎日更新で「過去の自分が知りたかったこと」をジャンル問わず書いているので、もしあなたの役にも立ちそうなことを書いていたらまた読みに来てください。