【以心伝心】言語は誰かが作ったルールでありレールであるという見落とし
【以心伝心】言語は誰かが作ったルールでありレールであるという見落とし
こんにちは
yoshi(@yoshiblogsite)です。
「自由とは何か」
「自分とは何か」
「英語が話せないと旅行が不安」
そんなことを考えるときってありませんか?
人間の寿命って割と長い人生ですから、一度は考えるときがあるのではないでしょうか。
今回の記事はそんなことについて考えてみましょう。
言葉はあくまで実務的なインターフェースの1つの形状
このブログもそうですが、【言語】は誰かの作ったコミュニケーションのツールです。
抽象的で形を持たない脳内の「思考」を記録し伝達する手段です。
抽象的な思考は言語化されて具体的になり、コミュニケーション可能なインターフェースにのって他者に伝わります。
しかし、あなたの「思考」を100%正確に表現することは到底できないものです。
どこかの誰かの作ったインターフェース、コミュニケーションのルールであり人類が発展するためのレールが言語であり、日本語も英語もギリシャ語もアラビア語もヘブライ語もシュメール語も、すべての言語がそうです。
ただ、そのインターフェースは全世界で必ずしも均一化されているわけではありません。
1つの言語では当然ながら、すべての表現は備わっていないのです。
日本語でしか表現できないこと、英語でしか表現できないことというのは、100%存在します。
言葉の壁は超えられる
仏教に以心伝心という言葉があります。
言葉によらずに、互いの心から心に伝えること。
言語では説明できない深遠・微妙な事柄を相手の心に伝えてわからせること。
テレパシーといってもいいかもしれませんね。
すでに人類は紀元前の時点でこれに気づいていることが伺いしれます。
しかし、現代ではやや忘れられつつあるような気もしています。
この能力を人間は持っているのです。
実際、言葉にしなくても伝わるときってありますよね。
それに海外旅行も言葉が話せなくてもジェスチャーなどで何とかなるという話もよく聞きます。
しっかり頭に言語化できない抽象的な伝えたいことをイメージして、相手に伝えようと念を込めてコミュニケーションをとると伝わる。
言葉の壁は超えられるのです。
なぜ言語化しないものが伝わるんだろう
事実人類は宇宙の5%しか発見できていません。
世界の95%は謎の物質ダークマターやダークエネルギーに満たされていることは科学的にも有名な事実です。
人類は何もわかっていないことがわかっている、ということです。
24時間365日それしか考えてないような世界中の天才科学者たちがいろんな説を出していますが、人間はこの世界のことを何もわかっていないんです。
言語化によって伝えようとするとき、用意された言葉、インターフェースの組み合わせの中でしか人類は表現できません。
「人類がこれまで見つけたものの中=たった5%の範囲」で表現できる世界しかみていないと、世界の本質を見失います。
言語化できない心に目を向けて抽象度の高い「何か」によって表現する先に答えがあり、95%はわかってないけど何故か伝わる。
人類が100%宇宙の構成要素とその仕組みを理解するときまで、なぜ伝わるかの論理的な説明は人類には無理ですが、事実として伝わることが非常に重要な意味を持ちます。
最近やっと東大が第六感を発見したと発表し話題になりましたよね。
天才たちでもまだまだ説明できないことが多いのです。
自分を見いだせるのは言葉を超えた先の世界
言語は100%の自分を伝えることは不可能です。
インターフェースの限界があります。
音楽や絵画、小説、詩の朗読、ダンスなど芸術の領域は100%の情報伝達をするための以心伝心を探求する分野です。
自分自身を唯一表現し、残すことができる分野かもしれません。
小説は言語の組み合わせですが、ストーリーになることで言語化できない表現がうまれています。
ただ、その言語が読めないとなると難しいところですが。
小説や詩についても、文字経由ではなく「朗読」という形で世界観を鮮明に頭の中にイメージできる人が情熱を込めて読み上げることで、言葉がわからない人にもそれは伝わります。
芸術はルールに乗らずに自由に表現することができる唯一の分野でもあります。
なぜなら芸術以外のビジネスの分野はインターフェースが整っていなければならず、他の人に伝わらなければならないからです。
芸術は言語化不可能な抽象度の高い「何か」を表現する唯一の方法であり、「何故か」言語の壁を超えて伝わる唯一の領域です。
参考:クリエイターとアーティストの違い【死に至る病と芸術の境界線】
論理的な思考はAIが代替してくれるようになる
今まで人類が進めてきた世界は論理的な思考によって飛躍的に築き上げられてきました。
その最終形態はAI=人工知能になるでしょう。
まだまだ人間レベルの論理的思考はできないAIですが、2045年のシンギュラリティを迎える頃には論理的な思考はAIに任せられるようになるかもしれません。
この資本主義社会においてソフトバンクビジョンファンドが22兆円もAI領域に投資していますから、間違いなく一気に成長します。
ただしAIにはセンシングできないものは理解できないでしょう。
AI革命が成ったとき、その後の人類に必要なのは95%の未解明な暗黒物質の世界の探求、言語によって具体化されておらず削られていない、以心伝心によるより正確な100%の情報を届けるためのコミュニケーションの研鑽かもしれません。
まとめ:【以心伝心】言語は誰かが作ったルールでありレールであるという見落とし
いかがでしたでしょうか。
人類はこの宇宙のことをほぼ何もわかっていませんし、100%の情報伝達も全然できていません。
言語による情報過多の時代で忘れてしまいそうになりますが、以心伝心という性質は人類に存在しています。
5Gにより動画の時代が来ます。
Youtubeなど映像と音声によって多くの人が抽象度の高い発信が当たり前になります。
ヒカキンさんはビートボックスにより、いち早く言語の壁を超えて世界でブレイクしましたよね。
情報整理はAIにまかせて、抽象的な精神性を上げていくフェーズが近づいてきているのかもしれません。
芸術関係といっても何をやったらいいかわからない、特にこだわり無いという人はギターが手軽にできていいかもしれません。
科学的にも脳を鍛えることができると言われていますので一石二鳥ですね。
このブログでは毎日更新で「過去の自分が知りたかったこと」をジャンル問わず書いているので、もしあなたの役にも立ちそうなことを書いていたらまた読みに来てください。