副業初心者必見!税金対策に経費計上して節税&収入アップしよう
副業初心者必見!税金対策に経費計上して節税&収入アップしよう
年金崩壊、終身雇用崩壊、高齢化、税金アップ、外国人労働者やAIの参入、政府の副業推奨運動、、、と「国民みな副業せよ」という国からのアツイメッセージが毎年届いてきますね!
「副業は事業所得なのか雑所得なのか【事例を元に解説】」で記載しましたが初心者の副業は大抵雑所得になります。
雑所得だと確定申告時に白色申告しか選べません。
なので副業初心者は白色申告で税金を納めることになります。
ですが経費は白色申告でも計上できます。
「経費」という魔法の言葉を知っているでしょうか。
うまく使えば支払う税金を初心者でも数千円〜数万円ほど減らせる=その分お金が増えるという仕組みです。
この記事では副業初心者でも経費をうまく使って税金をおさえて節税し、お得に副業をする方法を紹介します。
税金が掛かる仕組み
とりあえず初心者でも
- 所得税
- 住民税
の2つは覚えましょう。
そして、「副業でも税金を計算して確定申告必要?所得20万でも住民税に注意!」に書いたように住民税は全員申告しないと脱税になってしまうことも知っておきましょう。
さらに、所得税はざっくり「収入-経費=所得」で計算された「所得」に税率をかけた金額を支払わなければならないことを知っておきましょう。
どのくらいの税金を払うのか
副業初心者はだいたい年間所得195万いかないと思うので、所得税率(復興特別所得税込)は5.105%です。
金額的には、例えば195万円の収入で経費を計上しなかった場合は、収入にそのまま税率をかけて約10万円の税金を払うことになります。
しかし経費を195万円計上すれば所得は0円なので支払う税金は0円。つまり10万円得するわけです。
白色申告でできる経費計上
副業初心者の収入では基本的に白色申告なので白色申告でできる経費計上を覚えましょう。
ポイントは下記の通りです。
- 上限なく経費計上可能
- 経費計上できる項目は、副業との関連性を税務署に説明できるもの
- 白色事業専従者控除
基本的には「確定申告はメリットしかない青色申告一択!ただし注意点が2つあり」で記載したような「青色申告のメリットをなくしたもの」が白色申告です。
ただ、白色事業専従者控除という控除があり、白色でも家族が関わっていれば経費計上することができます。
白色事業専従者控除の条件
- 同じ生計の配偶者やその他の親族
- 12月31日に15歳以上
- 年間で6か月以上、事業に関わっている
という3点に該当する人物に対しては、適用可能です。
ただしこれを適用すると、配偶者控除&扶養控除の対象外になるので注意です。
つまり、妻を白色事業専従者控除の対象者にした場合は配偶者控除は受けられないということですね。
配偶者なら86万円、親族なら50万円を上限にして控除可能です。
計算式は「事業所得等 ÷ (事業専従者の数 + 1)」です。
配偶者控除だと最大でも控除金額が38万円なので、目安としては76万円以上副業収入があれば白色事業専従者控除を適用したほうがお得になります。
副業収入100万、経費50万、配偶者が対象なら
100万 ÷ (1+1)=50万円を白色事業専従者控除として計上可能です。
このとき収入100万ー経費50万ー白色事業専従者控除50万=所得0円→税金0円となります。
また、副業収入1000万、経費50万、配偶者が対象なら、
1000万 ÷ (1+1)=500万円となり86万円を超えてしまうので、経費として計上可能なのは86万円までです。
経費として計上できるのは税務署に説明できるもの
基本的に副業に関連するあらゆるものは経費として計上可能です。
ただし、税務署が「むむむ、これは経費としては怪しいな?」と思ったときは呼び出しを食らったり自宅訪問されます。
そのときにきちんと「これこれこういった理由でこの経費を支払って、こういう用途で使っています。ね?どう考えたって経費でしょ?」と副業との関連性を納得できる説明をできればOKです。
そのためにもレシートや領収書、クレジットカードの明細書、それらがない場合は手書きのメモでもいいので、収支とその用途を明確にしておきましょう。
それでもダメと言われることはあるかもしれませんが、それはそれで次回から注意すればいいのです。
副業初心者必見!経費計上して節税&収入アップしようまとめ
よくわからないから白色申告しないで脱税扱いされる(というか申告してなければ紛れもない脱税)よりもよっぽどいいです。
今年からはわからないなりにでもいいので、副業初心者でもレシートなどの証拠を残しておいた上できちんと白色申告を出して、経費計上に挑戦してみましょう!