ギターが上手くならない!9つの原因と対処法を徹底解説

- 1. ギターが上手くならない!9つの原因と対処法を徹底解説
- 2. ギターが上手くならない理由
- 3. 【ギターが上手くならない理由その1】やる気がない
- 4. 【ギターが上手くならない理由その2】目標が曖昧
- 5. 【ギターが上手くならない理由その3】目標が高い
- 6. 【ギターが上手くならない理由その4】単純に練習不足
- 7. 【ギターが上手くならない理由その5】習慣化できていない
- 8. 【ギターが上手くならない理由その6】バリエーションが少ない
- 9. 【ギターが上手くならない理由その7】非効率的な練習方法をしている
- 10. 【ギターが上手くならない理由その8】弾きにくいギターを使っている
- 11. 【ギターが上手くならない理由その9】音作りがまずい
- 12. まとめ:ギターが上手くならない!9つの原因と対処法を徹底解説
ギターが上手くならない!9つの原因と対処法を徹底解説
こんにちは
yoshiです。
「ギター上手くならなすぎて挫折しそう。。。」
「ギターをせっかくはじめたのに!練習しているのに!ちっとも上手くならない!」
「なんでギター上手くならないんだろう?」
今回はギター入門者〜初心者が抱きがちなこういった疑問について考察していきます。
この記事を読み終わったときに、もしまだ試していないことがあったら、ぜひ試してみてください。
そう、ギターに挫折する前に。。。
ギターが上手くならない理由
結論から言うと、下記のリストに当てはまっているほど、「ギターが上手くならない」と思ってしまいます。
- やる気がない
- 目標が曖昧
- 目標が高い
- 単純に練習不足
- 習慣化できていない
- バリエーションが少ない
- 非効率的な練習方法をしている
- 弾きにくいギターを使っている
- 音作りがまずい
これだけだと抽象的すぎるので、1つずつ深掘りして解説していきますね。
【ギターが上手くならない理由その1】やる気がない
まず1つ目の理由ですが、そもそもやる気がないという場合
「そんなことありえないでしょ!」って人もいるかも知れませんが、実際ありえます。
例えば、文化祭や学園祭、会社の出し物や結婚式の出し物として、ムリヤリギターをやることになったときはまさにこれです。
もともとギターに興味なんてなくて、「別の目的を達成するためにたまたまギターが必要だっただけ」というパターンですね。
こういった方は、「ギターが上達することは仕事」だと割り切ってギター練習をするといいです。
ギターを練習するやる気は湧いてこないので、後述する「習慣化」と「効率的な練習方法」を取り入れていけばOKです。
もしくはちょっと下世話な話ではありますが、「異性にモテたい」っていう理由でギターのやる気を上げても良いかもしれません。
イギリス人を対象とした研究ではありますが、90%以上の女性がギターを弾ける男性に魅力を感じるそうですね。
この研究結果は、独身男性のみなさんのモチベーションになりうるのではないでしょうか?
もちろん男性だけではなくギターを弾ける女性もカッコよくて魅力的ですよね!
【ギターが上手くならない理由その2】目標が曖昧
ギターが上手くならない理由の2つ目は、「目標が曖昧」という場合です。
一言でギターが上手いと言っても、かなり多くの切り口が考えられます。
- リズムが取れている
- 音の間のとり方が上手い
- 音が途切れない
- 音をちゃんと鳴らせる
- 超絶技巧が弾ける
- 泣きのギターで感情豊かに弾ける
- 音作りが上手い
- 数多くの奏法を駆使できる
- 音の粒が揃っている
- ビブラートの音程が一定
- 強弱を使い分けられる
- etc…
パッと思いつくだけでも10個以上あります。
プロになるにはこれらすべてが高水準に達しているのは必要条件ですが、初心者からすべてを一気にやろうとしてもそれは無理ゲーです。
また、練習の方向性が間違っているとき(遠回りしているとき)もあります。
例えばパワーコードやソロしか出てこないジャンル(ロック・メタル・ビジュアル系など)の曲を弾いているのに、CとかFとかのコードを一生懸命練習したところで、これらのジャンルで上手くなるのはだいぶ先の話です。
なので、「まずはどの視点で上手く弾けるようになりたいか」を明確にします。
ポイントとしては、好きな曲をコピーしましょう。
そしてプロの演奏と自分の演奏を比較することで、自分で「ここ下手だな」と思ったところを書き出してみます。
例えば僕の場合は
- プロはこのフレーズのこの音とこの音を弾くときに、音が繋がっているけど自分の演奏は繋がってないな
- プロの演奏はここのアタック音が強いけど、自分の演奏はメリハリがないな
- なんか自分の演奏はエモーショナルじゃないな
とか書き出していって、それを1つずつ納得するまで練習します。
「ギターが上手くなった」と評価するのはまずは他の誰でもない自分自身ですから、自分が納得するまでやるしかありません。
このときギターの上達に必須なのはたった1つ
自分の演奏をレコーディングすること
レコーディングしながら練習した人と、そうでない人では成長スピードに雲泥の差が出るので、絶対にレコーディングしてプロの演奏と聴き比べながら練習した方が良いです。
具体的に必要なものはオーディオインターフェース・もしくはその機能をもったマルチエフェクターとパソコンです。
「ギター初心者が最初に揃えるべきもの【8選】入門編」で必要なものを紹介しているので参考にしてください。
【ギターが上手くならない理由その3】目標が高い

次にあげる「ギターが上手くならない理由」としては、目標が高すぎることです。
目標が高いのはいいことなんですが、挫折してしまっては意味がありません。
前述したように、ギターが上手い人というのは数え切れないほどの細かい奏法の1つ1つにいたるまで、それぞれ熟練しています。
ギター初心者のときから、「すべての奏法をちゃんと弾けないと下手」だと思っていると「自分はギターのセンス無いのかな。。。」と思ってしまうかもしれません。
もしくは、そもそも弾きたい曲がプロでも完全に弾ききるのが難しいような、超絶技巧のオンパレードだったりするときも、あまり焦りすぎないほうがいいです。
超絶技巧の場合、たった0.2秒間のフレーズが物凄く難しいこともザラにあるので、0.2秒のフレーズの練習に100時間かけても完コピできないことは普通にあります。
超絶技巧でなくともクリーンで弾ききるゆっくりな曲のギターもまた、非常に難易度が高いと思って間違いありません。
歪みの量が減れば、ごまかしがどんどん効かなくなってきますので、1音のミスが非常に目立ちます。
こういったフレーズについては、そもそもギターが上手くなるまでの必要練習量が膨大に必要になってきますので、毎日少しずつ練習を重ねていかなければなりません。
また、脳筋的に練習しても効率が悪いので、後述する効率的な練習方法も参考にしてください。
【ギターが上手くならない理由その4】単純に練習不足
先に説明したように、弾きたいフレーズによっては単純に圧倒的な練習量が必要になることがあります。
特に初心者の場合は覚えることが多く、ギター弾くことそのものにも慣れていないので中級者以上が難易度の高いフレーズを覚えるよりも多くの時間が必要になります。
なので、中級者以上が練習する何倍も多くの時間練習しましょう。
一週間に一回しか練習しない人は、毎日練習する人の7倍成長速度が遅くなります。
毎日練習している人が1ヶ月で到達できる境地に、一週間に一回しか練習しない人がたどり着くのは7ヶ月後です。
毎日練習している人が1年で到達できる境地に、一週間に一回しか練習しない人がたどり着くのは7年後です。
日々の積み重ねは、時間が経つほど圧倒的な違いになって現れてきます。
【ギターが上手くならない理由その5】習慣化できていない

ギターが上手くならない人の原因の1つに、習慣化できていないということがあります。
これには3つの面でデメリットがあります。
- 練習量が減る
- 挫折率が上がる
- 腕が鈍る
単純に習慣化されていないということは、練習量が少ないはずです。
練習量は長年の月日を経たあと、圧倒的な差となって現れてきます。
挫折率も上がります。
ギターに限らずダイエット、勉強、副業、なんでも当てはまることですが、習慣化されていないと途中であきらめやすくなってしまいますよね。
そして、習慣化していないとあきらめるまでいかずとも腕が鈍ります。
せっかくある程度上達しても、習慣化せずサボり続けてしまうとなかなか上手くなりません。
三歩進んで二歩下がる感じですね。
千里の道も一歩からとはいいますが、二歩下がることが多いと千里の道の先に到達するのは遅くなってしまいます。
習慣化するコツは「習慣化の技術【ルーティン化して楽に成功する】」に詳しくまとめているので良かったらこちらの対策方法を参考にしてください。
【ギターが上手くならない理由その6】バリエーションが少ない
もしあなたがギターを上手くなりたいならいろんな奏法やコードを弾けるようになったほうがいいです。
その理由は1つのフレーズばかり根詰めてやっても身につく効率は悪い上に、弾けるようになったところでフレーズの引き出しが少なすぎるためギターが上手いとはなかなかならないためです。
人間が新しいことを覚えてそれを再現するための脳の学習プロセスは、「想起」のタイミングが重要です。
一回忘れて、思い出そうとして、脳が記憶を再構築し、思い出したときにスキルとして身についていくことが科学的にわかっています。
なので、数多くのフレーズを練習して、一回忘れて、もう一度弾こうとコツを思い出しながら練習するのが大事ですね。
例えば僕はギターを始めたとき、ひたすら6弦0フレットを1日中弾き続けるってことをしていました。
単純に刻み音が好きだったからです。
ですが、当然ギターは全然上手くなりませんでした。。。
高音弦や別のフレットになると弦の太さや張力も変わってくるので、同じ16分音符も感覚が違いますからね。。。
【ギターが上手くならない理由その7】非効率的な練習方法をしている
大前提として、人間が新しいことを覚えるときは学習曲線に従うのは有名ですよね。
線形で上達すると思っているけど、実際は指数関数的に上達するっていうあれです。
最初は伸び悩みます。
しかし、あるときを堺にして爆発的に上手くなります。
なので最初なかなか上手くならないのは必然です。
とはいえギターが上手くなるのを高速化したいですよね。
脳筋的に思考停止で練習しまくっても、ギターの上達は遅くなってしまいます。
そのとき絶対に取り入れてほしいのが科学的学習方法です。
具体的には
- 10秒休憩法
- インターリービング睡眠法
の2つです。
「科学的方法」とは「大多数に効果がある再現性の高い方法」と言い換えることが可能なので、ぜひ試してみてください。
詳しくは下記の研究結果について紹介しているDaigoさんの動画を見てほしいですが、実際僕もやっていて効率的に上達できます。
【ギターが上手くならない理由その8】弾きにくいギターを使っている
そもそもなんですが、安いギターを使っていませんか?
正直5万円以下の「ギター初心者セット」はギターが上手くなるのを阻害するので個人的にはおすすめしません。
弦高やネックの曲がりなど各種調整をかけないと弾きにくいことが多いです。
また、調整したところですぐに狂ってくるので調整を頻繁にかけないといけません。
さらに、ハーモニクス系、ビブラート系など超高音域もしくはサスティーンが重要な奏法、もっといえば超絶技巧系全般は安物ギターの場合「そもそもまともに鳴らすのが恐ろしく難しい」です。
ギター上級者であればそもそもの技術が高すぎるので、どんなギターでも上手く弾けます。
安物ギターは上手く鳴らせる弾き方の「ストライク・ゾーン」が極端に狭いため、初心者ではその「ストライク・ゾーン」にハマるような弾き方はまずできないです。
安物ギターの「ストライク・ゾーン」で弾けるのは上級者だけです。
もちろん安物ギターでも上手くギターを弾けるように練習すればいい(何百時間もかかると思います。。。)んですが、その前にたぶん挫折します。
なので、ギターがなかなか上手くならないで困っている人は、試しにギターショップで高めのギターを試奏させてもらってください。
もしギターが原因だった場合、いつもはうまく弾けないフレーズが驚くほどカンタンに弾けることに衝撃を受けると思います。
ギター選びには「初心者におすすめのギター【特徴・値段別に紹介】」もおすすめです。
【ギターが上手くならない理由その9】音作りがまずい

意外と見落としがちなのが音作りです。
ギター初心者は初心者セットでついてくるギターアンプで練習していることも多いです。
最終的にはきちんとそれで弾けるようになることは重要です。
しかし、ことエレキギターに関して言えば、
「ギター+エフェクターとアンプの音作り+演奏力」すべて揃って上手く聴こえます。
つまり、演奏力だけがあったところで上手く聴こえません。
音作りが上手ければ、プロでもするような「ちょっとしたミス」も目立たなくすることができます。
機械じゃないので実際ライブなどで完璧に演奏するのはプロでも無理ゲーなので、音作りはギターの上手さの重要なファクターです。
初心者に特におすすめなのはマルチエフェクター(アンプシミュレーター)を購入してしまうことです。
最初から使える音作りがされているので、その中から気に入る音を使って練習すればOKです。
そうして慣れてきたら、歪みや空間系を減らしていってクリーンでの演奏力を上げていくと、よりギターが上手くなっていくはずですからおすすめです。
ちなみに僕はPODHDとMacbook(に無料でついてくるGarageband)を買って使いはじめてから、劇的に上手くなった(昔は下手過ぎました。。。)ので、なかなか上手くならないって悩んでいるギター初心者の方にはおすすめです。
PODHDについてはこちらの記事もおすすめ「【コスパ最強】おすすめの格安マルチエフェクター【ギター初心者からプロまで】」
Macbookについてはこちらの記事もおすすめ「中古のMacbookProを購入するときの注意点【徹底比較】」
まとめ:ギターが上手くならない!9つの原因と対処法を徹底解説
いかがでしたでしょうか。
ギター初心者が上達するために覚えることは多いので大変ですよね。
今回の記事では初心者がなかなかギターが上手くならない原因とその対処法について、科学的に証明されている、新しいスキルを身につけるための学習方法も踏まえてご紹介しました。
もし知らないことや試したことがないことがあったら、ぜひ試してギター上達に役立ててください。