ギターを弾くと指が痛い!1つの原因と7つの対策【初心者向け】
ギターを弾くと指が痛い!1つの原因と7つの対策【初心者向け】
こんにちは
yoshiです。
「ギター始めたけど弾くたびに指が痛い」
「ギター弾くと痛いからモチベーション下がるわー」
「痛くならない方法ないの?」
こんな疑問に答えます。
中級者以上はご存知の対策法ばかりなので初心者向けですね。
痛みを抑える対策
対策は7つです。即効性のあるものから時間のかかるものまで。
- バファリン飲む
- 痛みが和らぐまで弾かない
- 弦高を下げる
- 最低限のちから加減を練習する
- 弦を細いものに変更する
- チューニングを緩める=ドロップチューニングする
- タコができるまで痛みを無視する
一つづつ説明していきますね。
バファリン飲む【医療的な対策】
痛みと言ったらバファリンとかの鎮痛剤です。
痛みは通常、身体が悲鳴を上げているときに発生します。
原始的な仕組みですね。
しかし人間は知識があるので、「その痛みがどの程度まではOKでどの程度以上はヤバイのか」また、「その痛みは目的達成に必要かどうか」を知っています。
例えば手術のときや親知らずを抜いた時など外科手術はとてつもなく痛いですが、「治療」という目的達成のためには必要であることと、正常に治す方法まで知っていますから、その痛みは無視していい痛みです。
なので麻酔をかけるわけですね。
ギターを弾いたときに指が痛いのも同じで、表皮の下は「やめろー!」って叫んでいますが、別に大したこと無いわけですから、できれば無視したい痛みなわけです。
なので、それをおさえるためのバファリンを飲むのは理にかなっています。
が、眠くなったり胃にダメージを受ける人もいるので用法用量は守って使いましょう。
痛みが和らぐまで弾かない【自然な対策】
次の対策は「そもそも弾かない」という方法です。
痛いんだから弾かない
シンプルですね。
最初のうちは練習が数日おきになってしまって、成長速度が遅くなりそうでもどかしいですが、あまり気にならない方は弾かない方法をとるのがおすすめです。
そうして痛みが取れたら、次の練習からは練習しすぎないようにしましょう。
ちょっと練習して痛くなり始めたら休憩
またちょっと練習して痛くなり始めたら休憩
って感じです。
具体的には最初のうちは5分弾いたら5分休憩くらいがおすすめです。
5分弾いて、それをレコーディングしておいて、5分レコーディングした演奏を聴く
こうすれば自然と無理ない練習になりますね。
ちなみに「ギターが上手くならない!9つの原因と対処法を徹底解説」にも書いたように、詰め込み練習よりも休憩をはさみながらの練習のほうが、科学的に成長することが証明されています。
弦高を下げる【技術的な対策】
意外と初心者の方で知らないのがこの弦高を低くする方法です。
また、安物ギターだとそもそもネックが歪んでいたり全体の調整が微妙だったりでやりにくい方法でもあります。
あまり下げすぎてしまうと「ビビり」が発生してしまいますからね。
弦高を低くすると、小さな力で押さえられるようになる=指に過剰な圧迫をかけずに弾くことができるようになります。
0.01秒が大事な高速フレーズを弾くときなどにも大切な調整ですね。
簡単にできるので試してみてはいかがでしょうか。
最低限のちから加減を練習する【練習的な対策】
初心者あるあるで、コードを押さえるときに過剰な力で押さえつけてしまうことがあります。
特にあの難関「Fコード」を練習してるときなんかはそうですね。
なので指が痛いときは焦らずゆっくりと、最低限の力で押さえられる力加減を模索する練習をするのはおすすめです。
フレットのすぐ横を押さえるように、かつ指をなるべく立てて押さえるようにすれば、案外ちからを入れずにしっかり音が鳴りますよ。
プロが毎日何時間もギターを弾いてるのに指が痛くならないのは、1つはタコができていることですがもう1つは最低限の力加減で演奏できているからです。
滑らかなプレイにも繋がってきますので、そのつもりで練習すると良さそうですね。
弦を細いものに交換する【技術的な対策】
物理法則として、弦が太ければ太いほど張力が強くなります。
張力が強くなるということは、弦を押さえる力もそれだけ必要になってくるというわけです。
その結果指に強い圧力がかかって表皮の下まで刺激が届き、痛くなるという仕組みですね。
なので弦を細いものに変えてしまえば小さな力で押さえられるようになりますから、指も痛くなりにくいです。
たとえばダダリオのExtra Super Lightは.008-.038という細さなので指も痛くなりにくくなります。
とはいえ、弦の太さは音の太さにも関わってきますから音が変わってしまいます。
もし細い弦の音が気に入らない場合は、指の痛みに慣れてきたら太くしていくのがおすすめです。
チューニングを緩める(ドロップチューニング)【技術的な対策】
同じく張力を下げる方法としてチューニングを緩める手があります。
EADGBEがレギュラーチューニングですが、DGCFADのようにドロップチューニングすると指が痛くなりません。
ヘヴィメタルとかビジュアル系の曲だったらそもそもドロップチューニングだったりしますよね。
プロの場合はドロップチューニングしたら弦を太くしてバランスを取りますが、ビビりが出ない程度にドロップチューニングするのは1つの手です。
とはいえこちらも音が変わってしまいますから、指の痛みがなくなってきたらレギュラーチューニングに戻すのもアリです。
タコができるまで痛みを無視する【根性論的な対策】
強靭な精神力を持っている方は意志の力で「痛みを無視する」という手があります。
「バファリンなんてしゃらくせぇ!軟弱者め!」
って感じですかね。
まぁ実際武道やってる人とか職人さんとかって気合で痛みを無視して作業や練習に没頭しているので、そんな感じです。
まさに「修行」
実際別に指先が痛くたって死ぬわけじゃないので、合理的な考え方かもしれません。
バファリン買ったり弦買ったりってお金もいらないですからね。
しばらく痛みに耐えていると自動的に指先が分厚くなる=タコができてきて、痛みに対する防御力が上がっていきますよ。
根性論ですがわりと下記動画のようなくらいしっかりとしたタコになります。
ギターを弾くと指が痛くなる原因とは?
ちなみにギターを弾くと指が痛くなる原因についても書いておきます。
体の仕組み的に、表面の皮膚は死んでいます。
が、その皮膚が守っている中身は生きていますし神経もかなり通っています。
圧迫や摩擦がある程度以上強くかかるとこの「生きた」細胞に過剰な刺激が届いてしまうので、「やめろー!」って感じで生きた細胞が叫びを上げる=痛みを感じます。
体の防御反応ですね。
それでも圧迫や刺激がたびたび起こるようだと、仕方ないので身体はその状況に適応しようとします。
そしてできるのが指先の「タコ」ですね。
これができれば防御力が上がることになるので、体の仕組み的に痛みはなくなります。
十分な防御力になるまでタコは自動で厚くなりますから。
人間の体はうまくできていますね。
まとめ:ギターを弾くと指が痛い!1つの原因と7つの対策【初心者向け】
いかがでしたでしょうか。
医療的方法から技術的な方法、根性論までご紹介してみました。
ギターを弾き始めると誰しも経験する指の痛み。
今回ご紹介した対策があなたの役に立てば幸いです。