【ポケモン剣盾考察】マリィについて考える【ネタバレ】
【ポケモン剣盾考察】マリィについて考える【ネタバレ】
こんにちは
44(@yoshiblogsite)です。
ネタバレするのでネタバレ嫌な方は記事を読まないことをおすすめします。
ポケモンソード、ポケモンシールドやってますか?
今回は今作ポケモン剣盾のキャラクター、マリィについての記事です。
マリィとは何者か
「負けると不機嫌になるからね…ま、あたしが負けるわけ無いけど!」
と、こんな感じのキャラです。
また、ときおり博多弁交じりになります。
珍しくヒールな感じの女子キャラクターで、「【ポケモン剣盾考察】ネズについて考える【ネタバレ】」でも紹介したネズの妹でもあり、ホップとは違ったライバルとしてたびたび登場します。
明らかに初めからヒールな感じで、いきなりライバルとして出てくる女性キャラとしては何気にポケモン史上初ですね。
髪型も剃り込みが入ったパンクで独特な感じです。
スパイクタウンという寂れた町を再び町おこしするためにチャンピオンになることを目指している、というのが表向きの解釈です。
パット見はヒールと言っても根本的な性格は「常識的な良い子」として描かれています。
ひと言でいってしまえばツンデレ的なキャラ設定ですね。
エール団が「マリィやスパイクタウンのために」行き過ぎた行動をたびたび起こしますが、それに対してマリィは注意し、代わりにエール団が迷惑をかけてしまった相手に謝罪をするようなキャラクターです。
完全に内面はエール団よりも大人ですよね。
公式では
負けず嫌いな一面を持つ、主人公のライバルの一人。とある目的を成し遂げるために、相棒のモルペコとともに、ガラル地方のチャンピオンを目指している。その可憐な見た目と、冷静な試合運びから、熱狂的なファンになってしまう人も大勢いるようだ。
というように紹介されています。
マリィのもつ意味・花言葉
マリィには
- マリーゴールド説
- ローズマリー説
の2種類あります。
しかし、マリィ自体が方言との2種類の話し方を使い分けるキャラであること、モルペコという2面性のあるポケモンを使うということから、この両方がともに正しい、という説が濃厚だと思います。
ちなみに英語名はMarnieです。
マリーゴールド説
マリーゴールドはそもそも、聖母マリアの祝日にいつも咲いている、というところから名付けられたものです。
マリーゴールドはさまざまな花言葉があり、それは「可憐な愛情」という意味から「絶望」という真っ黒なものまでさまざまであり、その理由はギリシャ神話における太陽神アポロンの伝説によるものです。
また、黄色の花には不吉な花言葉が添えられるのが常ですが、それはキリストを裏切ったユダの衣が黄色だったことに由来します。
ただ、いずれにしても根源的には「太陽に向かって咲く花」という意味合いが強いものであり、ヒマワリが太陽の花と言われるまではマリーゴールドがそれだったくらいです。
マリィがポケモンや方言などにおいて2面性を持つキャラクターであるのは、このマリーゴールドにおける2面性の意味も含まれているような気がしますね。
マリーゴールドには様々な種類がありますが、2色を持つのはフレンチマリーゴールド
その花言葉は「いつも側において」
ローズマリー説
ローズといえばローズ委員長ですよね。
そことつながることから、
ローズ委員長とマリィは実の親子説
という噂があります。
そしてチャンピオンを目指す隠された目的は、チャンピオンになることで父親に認められることではないか、という説も考えられます。
「いつも側において」
というマリーゴールドの花言葉と合わせると、太陽に向かって勇敢に咲くイメージと同時に、親に認められなかった、顧みられなかった子供の悲哀を感じさせるストーリーが出来上がります。
ローズマリーもマリーゴールド同様聖母マリアが関わってきます。
聖母マリアが衣を被せると白いローズマリーが青くなったという言い伝えに基づきます。
また、その花の形と色から「海のしずく」という由来もあります。
神秘的な花として古来からお祝いや葬儀に添えられていたそうです。
ちなみにローズマリーの花言葉は追憶や思い出、誠実や変わらぬ愛、静かな力強さと合わせて「私を思って」という言葉も含まれます。
この花言葉からも、より一層「マリィは親に顧みられなかった子供」説は濃厚になってきます。
「私を思って」「私を側において」
そんな思いを持ちながらも強く生きるキャラクターとして描かれているのではないか。
親に捨てられたのか何かしらの事件があったのかは知りませんが、もしそうだとしたらそんな状況でも力強く誠実な態度であるマリィには、特別なメッセージが込められていると思えます。
今回のテーマは「憧れ」だといいますから、こういった境遇でも強く生きるマリィへの憧れを子供たちが抱いて強く生きてほしい。
つまり
親や環境に関係なく子供だって自分で力強く生きることができるんだよ。
絶望するようなことがあっても太陽に向かって誠実に、勇敢に生きていってね。
というような、実際に僕たちの世界にも存在する不遇な境遇に生きる子供たち、もしくは不遇な境遇で育ってきた大人たちへのメッセージかもしれません。
マリィのポケモン【モルペコ】
マリィは昔泣き虫だったそうです。
そんなマリィに兄貴のネズがポケモンを渡して、そのポケモンといっしょに遊ぶうちに前向きに生きるようになった、とリーグカードの情報に記載があります。
そのポケモンはたぶんモルペコ
まんぷくもようとはらぺこもようという2面性を持っている面白いポケモンですが、非常に印象的ですよね。
公式では下記のように説明されているあく・電気タイプのポケモンです。
モルペコは、ほお袋で常に電気を生成する特徴を持っている。その際にエネルギーを消費するので、いつもお腹が空いているようだ。そのため、常にきのみのタネを大切に持ち歩き、食べている。
モルペコは、空腹の状態が続くことで、ホルモンバランスに変化が起こる。この変化によって気性が荒くなり、体毛の色も変わる。さらに、ほお袋に蓄えているエネルギーが、でんきタイプからあくタイプに変化するようだ。
モルペコの持つ特性「はらぺこスイッチ」は、『ポケットモンスター ソード・シールド』で登場する、新しい特性だ。この特性によって、モルペコは1ターンごとにその姿が変化する。フォルムによってタイプが変わる得意技の「オーラぐるま」は、「まんぷくもよう」の時にはでんきタイプの技に、「はらぺこもよう」の時にはあくタイプの技になるぞ!
善と悪をイメージしたかのようなポケモンですね。
人は満たされているときは善が行えるが、満たされていないときは余裕がなくなり悪となる。
善悪の世界に平穏はないというメッセージかもしれません。
これはネズの考察などでも書いていますが、今作のポケモンは「悪とは何か。何にとっての悪か。」という善悪を超えたところをイメージしているように思います。
善悪は表裏一体とも取れますし、それはバランスによって善にも悪にも傾きうるということを示唆しているのかもしれません。
そもそも善悪は人間が後から付け足した意味付け以外の何物でもないですからね。
善とみなされる行いに傾倒しすぎた結果、善だったはずの行いが悪となるという今回のストーリーにもピッタリ当てはまります。
善悪以外の軸から世界を見るタイミングかもしれません。
バランス感覚が大事ですね。これは日本人が得意なところだと思います。
キリスト教圏において黄色はユダを表す色でもあり、その裏が悪だとするならばモルペコはキリストを裏切ったユダを表すポケモンととらえることも可能です。
そうなると、「ユダは果たして悪か」というような話になってきますが、それは神学者たちの意見を深掘りすると出てくるかもしれません。
また、モルペコの名前の意味がもし、「はらぺこのモルモット」であるとするならば、痛烈な皮肉を込められているともとらえられます。
モルモットは実験動物ですよね。
善悪の世界に生きる実験動物、つまり僕たち。
欲望の満足度をコントロールされ、ルールメイカーの思い通りに動かされて善悪の区別すら支配されている。
善悪の価値観はルールメイカーによって容易に書き換え可能な概念ですし、子供のころから刷り込むことでいくらでも洗脳可能ですから、善悪の観点から物事を見ている限り支配者層の実験動物としての立場からは逃れられないぞ、という警鐘を鳴らしているととらえることもできます。
立場的に公式から真相が語られることはないと思いますが、あなたはどう考えるでしょうか。モルペコ。
まとめ:【ポケモン剣盾考察】マリィについて考える【ネタバレ】
いかがでしたでしょうか。
ネズとマリィの兄妹は結構インパクトのあるキャラクターですよね。
あなたはどんな風に今作のポケモンのストーリーを読みますか?
では、ポケモン剣盾楽しみましょう!
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