嫌なことや嫌な人への対処法【パレートの法則から学ぶ世界の真理】
嫌なことや嫌な人への対処法【パレートの法則から学ぶ世界の真理】
会社でも学校でもバイトでも世の中どこでも嫌なことってありますよね。
そして、自分がやることにいちいち文句をつけてくるような嫌な人たちっていませんか?
いわゆるアンチってやつですね。
会社で何かいい提案をしたら反対意見を言ってくるとか、Youtubeで動画上げたりもろもろのSNSで発信したら低評価つけてくるとか。
これにムキになって反論するような人も世の中にはいますが、もしかするとそういう人たちはこれから説明する法則を知らないか、理解していないか、逆にムキになって炎上させることで得られる何らかのメリットが見えているかのどれかだと思います。
パレートの法則
パレートの法則、80:20の法則というのがありますよね。
ビジネスにおいて、売上の8割は全顧客の2割が生み出している。よって売上を伸ばすには顧客全員を対象としたサービスを行うよりも、2割の顧客に的を絞ったサービスを行う方が効率的である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87
商品の売上の8割は、全商品銘柄のうちの2割で生み出している。→ロングテール
売上の8割は、全従業員のうちの2割で生み出している。
仕事の成果の8割は、費やした時間全体のうちの2割の時間で生み出している。
故障の8割は、全部品のうち2割に原因がある。
住民税の8割は、全住民のうち2割の富裕層が担っている。
プログラムの処理にかかる時間の80%はコード全体の20%の部分が占める。
全体の20%が優れた設計ならば実用上80%の状況で優れた能力を発揮する。
この割合は7:3になったり9:1になったりしますがだいたい8:2近辺です。
みなさんも思い当たる節があると思いますが、多くの人が実際に体験している経験則的な側面の強い法則なので世界の真理なのでしょう。
パレートの法則をさらに分解すると
2:6:2
になります。
これは蟻で説明すると
- 2割のアリは超働く
- 6割のアリはそこそこ働く
- 2割のアリは怠けている
というようになり、アンチで例えると
- 2割の人は賛同してくれる人
- 6割の人は正直どっちでもいいと思ってる人
- 2割の人はアンチの人
というようになります。
つまり、何をどうしようが絶対に2割前後のアンチの人は現れます。
Youtubeとか観ると面白くて、GoodとBadの評価が見事にパレートの法則に当てはまっていたりします。
アンチの多い人でも、半数を若干超える程度までしかBadがついていませんし、逆にアンチ対策をしている人でも1割程度はBadがついています。
なので、ある特定の意見に対してどっちがいいとか悪いとかはなく、ただの世界の法則なのでそういうものだと思うしかありません。
そしてさらに、怠け者のアリ2割を取り除いても、新しく2割のアリが怠け者になってしまうという法則もあります。
なので、仮に2割の人を魔法で消滅させても、残りの人から2割がアンチになっていくので無駄なわけです。
アンチを気にしても仕方ない
だから、もしあなたにアンチがいたとしても、距離を置くのがいいですし、気にしたところで仕方ないということです。
真反対の意見を持ったアンチが現れるのは、はじめから分かりきっていることなので、ぶっちゃけその人の意見を聞く必要も無いと思います。
繰り返しになりますが、何かを始めることにした瞬間から分かり切ってる意見なので。
もしあなたがアンチが出ることをわかりきっていないようであれば、あなたの意見に真っ向から反対する2割の人は絶対に現れると思っていたほうが良いですし、それに左右される必要はないです。
気にするべきはあなたの意見に賛同する2割の人たちの割合です。
2割前後で推移するはずなので、そこが減り続けるようであれば何かを反省して見直す必要があります。
会社とか学校で対象となる人の母数が20人くらいなら、4人くらいは賛同する仲間がいるはずです。
この4人の仲間が離れていくようなら気にすべきです。
ただ、サラリーマンの場合は運悪く上司があなたのアンチだったら、それは移動するとか転職した方がいいですね。
サラリーマンはどんな視点から説明しても命令系統の組織構造上、上司の方針に賛同できないと出世も難しいからです。
アンチにも使いようはある
アンチを毛嫌いしている人もいますが、使いようはありますよね。
自分と反対意見を持っているのですから、スランプに陥ったときに別の視点の意見を覗いてみることが可能です。
基本的にはわかりきっているような情報しか持っていないかもしれませんが、もしかすると極稀に気づきが得られるかもしれません。
積極的に収集すべき情報はそこにはないですが、何かに伸び悩んだときは使ってみてもいいでしょう。
嫌なことや嫌な人への対処法【パレートの法則から学ぶ世界の真理】まとめ
- 2:6:2の法則
- 2割のアンチに気を取られず2割の仲間を大切にしよう
- 伸び悩んだときは参考にするのもあり
嫌な人は必ずいます。
そして嫌な人は嫌なことを持ってきがちです。
しかし、そこに気を取られる必要はなくもっと気を使って気持ちを向けるべき方向があります。
1日は1440分しかないので、貴重な有限の時間は本当に大切なことに使いましょう。