すべての学習を効率化できる一番最初にすべき超簡単なこと
勉強してるのに全然頭に入らない、記憶力が落ちた、集中力が続かない自分は頭が悪い?って思っている人に朗報
衝撃的な事実ですが、一般的に頭がいいにつながる知能指数「IQ」はほぼほぼ遺伝で決まって鍛えても大した向上がみられないことが研究でわかっています。
ただし、稼いでいる人やすごい成績を残している人=IQの高い人というのは完全に間違いです。
つまり、稼いでいる人やすごい成績を残している人のようになるために鍛えるべきはIQではないのです。
では何を鍛えればいいのか?答えは「脳のワーキングメモリ」を鍛えることです。
パソコンに詳しい人はイメージがつきやすいと思いますので詳しい説明は省きます。いわゆる「メモリ」の容量が多ければ処理速度が上がるのと同じイメージです。
あまりパソコンに詳しくない人向けにもわかるように説明すると、デスクワークでの「机の広さ」に相当するものです。例えば1つの仕事をするときにA4サイズの極小机の場合は広げられる書類は1つ〜2つくらいが限度で、もっと他の書類が必要になった場合は広げていた書類を片付けて、新しい書類を開いて、また他の書類が必要になったら片付けて、、、のようにしたり、書類の上に書類を重ねていってしまいにはさっきの書類どこにやったっけ?と混乱してしまったりもします。
机が広ければそれだけ整理した状態で多くの書類を開いて参照することができるので、開いたりしまったり探したりという手間がだいぶ省けます。
この「机の広さ」=「脳のワーキングメモリの大きさ」です。
よく一般的な人間が超短期で覚えておけるのは7±2個もしくは4±1個までだよ、だから要点は3個くらいにまとめるといいよ、ということを聞いたことがあると思いますが、一般的な人の脳のワーキングメモリの容量のことを指しています。容量は非常に小さいですね。
脳のワーキングメモリが縮小してくると何が起こるか
脳のワーキングメモリの容量が小さくなってくると実体験としてどんなことが起こってくるかというと、「今何かをやろうとしたんだけどなんだったっけ?」とか、「あれ、何を買いに来たんだっけ?」とか、「電話番号聞いたけど忘れちゃった。。。」といったことが起きてきます。
これが仕事や勉強で起きてくると、「あー、連絡しなくちゃいけなかったのに忘れてた。。。」とか「たった今話してもらった重要な内容忘れちゃった。。。メモも取ってないしどうしよう。。。」とか、結構大きなミスにつながってきます。
こんな経験がある人がいたら、ぜひ前向きに考えてください。脳のワーキングメモリはIQと違って鍛えられるので、鍛えれば全部解決します。
脳のワーキングメモリを鍛えるには
脳は、特定の領域を継続的に活性化させると、その領域の体積が大きくなる=鍛えられるという特徴を持っています。なので、脳のワーキングメモリも鍛えられるということです。
いろいろな方法が提唱されていますが、ざっとまとめると
- デュアルタスクで鍛える
- 普通の日常生活を当たり前に行う(会話もしよう)
- 本を読んだり音楽を聞いて「イメージを思い浮かべる訓練」をする
- 新曲を覚えてカラオケで歌詞を見ないで歌う
- 楽しいことを考えてドーパミンを放出させる
といったことで鍛えられます。思っていた以上に超カンタン!しかも楽しそう!
この中で鍛えられてる感がある「デュアルタスク」について説明します。
デュアルタスクで脳のワーキングメモリを鍛える
デュアルタスクとは具体的にいうと、「運動+知的作業」を同時に実践することです。
例を上げて説明していきましょう。
例えば、
- 歩きながら計算(足し算でも引き算でもなんでもOK)をする
- ドラムやギター、ピアノなど楽器を演奏しながら拍を計算したり構成を意識する
- お風呂で体を洗いながら今日あった出来事を思い出す
などです。2つのことを同時にやろうとすると脳は激しく混乱するのですが、脳は自動的に混乱状態を正常な状態に持っていこうとする働きがあるので、意図的に混乱状態を発生させることで脳のワーキングメモリを強制的に鍛えることができるようになります。
とはいえ例を見てもらってわかるように超カンタンなことなんですが(笑
やってみるとわかりますが、負荷が高いものほど最初は混乱してる感じがしますしストレスがかかってる感じはするのですが、暫く続ける、翌日にもう一度やってみる、とか継続していくとどんどん楽になっていきます。
大変だと感じていた混乱状態が楽になっている感覚=脳のワーキングメモリがたしかに鍛えられている証拠
なので、楽しみながら鍛えてもらえるといいかなと思います。