バンドが3年以内に解散しがちな理由
バンドが3年以内に解散しがちな理由
バンドってせっかくメンバー集まっても3年はもたずに解散というのはよく聞く話ですよね。
この3年という時間はマジックナンバーです。
- 恋人たちが別れやすいのも3年
- 中学校高校も3年、小学校は3年の倍数の6年
- ビジネスの種が花を咲かせるのも3年
- 人の性格が変わるのも3年
- 起業の8割が倒産するのも3年
そもそも3年以内にバンドとして花を開かせられなければ、続けるのは難しいかもしれませんね。
3年という周期は人生の転機になることが多いです。
学生なら上京するとか、社会人なら転職するとか。
そのタイミングで生活も変わりきりもいいし解散しようとなりやすいのです。
優秀なバンドマンは変人
3年周期もありますが、バンドが続きにくいのは特に変人が集まりやすいからです。
音楽に限らない話ですがクリエイティブな人間は総じて変人です。
芸術関係でクリエイティブな人にはこんな特徴があります。
- 見えないものが見えたりする
- 妄想癖
- 精神不安定
- 意味のないものに意味を見出す
- 自分のルールにしか従わない。人の言葉は聞かない。
- 思いついたらそれを止められない
- 人の話を遮る
- ころころ意見が変わる
- ルーティンワークができない
- 現実的ではなく理想を重視する
- 無茶なことに頭から突っ込む
- 繊細で傷つきやすいと同時にそれが他人への攻撃になることもある
- ロジカルな思考ではなく直感で行動する
- 数字に弱い
- 刺激がない環境が耐えられない
- 熱中するので昼夜逆転する
- 子供心をなくすことができず、子どもっぽい
- いつもマイペースで期限を守らない
- 端的に言って非常識
控えめにみても、結構付き合いにくい人ですよね。
たぶん一緒にいる人はメンタル面で大変だと思います。
メンバーの1人がクリエイティブな人で、他のメンバーは懐の広い人たちならきっとうまくいくでしょう。
両雄並び立たず、クリエイティブな人が何人もいたり、我を通したい人が複数人いるようなバンドはうまくいかないでしょう。
プロ志向で3年以上続くバンドは奇跡
クリエイティブな人は変人、でもその人がいなければいい音楽は作れずバンドは成り立たない。
もし3年以上続くバンドがあれば奇跡でしょう。
少し裏技ですが、常識的な人たちだけでもクリエイティブな音楽を作ることはできます。
それは曲は外注、アレンジを自分たちですることです。
もちろん0から自分たちで作ってないので満足できない人はできないですし、そういうバンドを嫌いな人もいるのでなんとも言えませんが、クリエイティブな才能の成果は外部からもらいつつ、演奏するというプレイヤー面だけで勝負していく方法もありでしょう。
「初心者バンドマンがライブを成功させる方法【たった3つ】」にも書きましたが、プロ志向でバンドをしていくときは人間関係が重要です。
クリエイティブな人を押さえつけてはいけません。
クリエイティブな人を否定してはいけません。
クリエイティブな人は自由にさせなければいけません。
クリエイティビティが失われてしまいます。
そうして尖った人間性が均されてしまったら、つまらないものしか作れなくなってしまうでしょう。
それを他のメンバー全員が受け入れられるかどうかは、わかりません。
世間的には到底受け入れがたい性格の人間であることが多いはずですから、一番近いメンバーは相当懐の広い人たちでなければ耐えられません。
3年以上続くバンドは、本当に奇跡だと思います。