【上級者の育成論】11n調整と性格補正【ポケモン剣盾】

【上級者の育成論】11n調整と性格補正【ポケモン剣盾】
こんにちは
44(@yoshiblogsite)です。
ポケモンソード、ポケモンシールドやってますか?
今回は11n調整と言われる調整方法と、性格補正についてまとめてみたいと思います。
こちらの調整も「【上級者の育成論】HPの奇数調整、2n+1調整や3n調整とは【ポケモン剣盾】」同様にポケモン対戦歴が長いトレーナーたち、特にレート戦上位勢の間では常識になっていることですが、今作ポケモン剣盾から始めた方は知らない人も多いと思うのでよければ参考までにご覧ください。
今回の調整はHP調整ではなく、性格補正と関わるABCDSの調整になります。
11n調整は何のためにするのか?
努力値(基礎ポイント)振りを効率化するために11n調整をする
唯一最大の理由ですね。
性格補正が伸びるステータスの努力値振りをした結果の実数値を11の倍数、つまり
- 11,22,33,44,55,66,77,88,99,110,121,132,143,154,165,176,187,198,209,220,231,242,253,264,275
というような値にすると努力値振りの効率が良くなりますよという話です。
たとえば6Vハガネールのレベル50における防御実数値は220ですが、性格わんぱくの場合防御に252努力値振りをすると防御252*1.1なので実数値は277.2なんですが端数は切り捨てなので277になります。
この0.2が無駄ですねという話です。
詳しく見ていきましょう。
11n調整して何が嬉しいの?
同じ努力値ポイントを振っても、実数値が1上がる場合と2上がる場合があります。
このからくりは性格補正が1.1倍になっていることと密接にかかわっているので後述しますが、できれば1上がるよりも2上がる方が微妙に有利ですよね?
ということで11n調整ができるときは11n調整を適用することで、ほんのわずかですが有利に働くことがあります。
そのため、11n調整なるものがおこなわれるときがあるのです。
ポケモンのステータス計算式(レベル50)
ランクマッチで使われるレベル50では下記のようになっています。
- HP=(種族値+個体値/2+努力値/8)+60
- ABCDS={(種族値+個体値/2+努力値/8)+5}×性格補正
ちなみに個体値はVとした簡易版は
- HP=種族値+75(努力値0)
- HP=種族値+107(努力値252)
- ABCDS=種族値+20(努力値0)
- ABCDS=種族値+52(努力値252。性格上昇補正がある場合はこれに1.1倍)
そして、V=個体値31前提とすると性格補正がない場合は8n+4の努力値を振った時にステータスが上がっていきます。
では性格補正がある場合はどうなるでしょうか。
11n調整と密接にかかわる性格補正の倍率は1.1倍と0.9倍
性格は、性格補正を見てもらうとわかるようにのびるステータスは1.1倍、下がるステータスは0.9倍になります。
ミミッキュによく適用される「ようき」という性格なら、
- すばやさ:1.1倍
- とくこう:0.9倍
という感じです。
6Vミミッキュのレベル50における実数値はHABCDSの順に下記のようになります。
130-110-100-70-125-116
性格が「まじめ」とか「すなお」とかのミミッキュはこの数値になりますね。
しかしようきな性格なら、
130-110-100-63-125-127
となります。
CとSの値に注目してほしいですが、Cは70*0.9=63, Sは116*1.1=127になっていますよね。
これが性格補正の効果です。
努力値振りをしたときにあまりが出る
最初に紹介したように、努力値振りをするとあまりが出ることがあります。
たとえば一般的な振り方としてはASに252、HPに4振るパターンがメジャーです。
この時のようきミミッキュの実数値は下記の通りです。
131(4)-142(252)-100-63-125-162(252)
無振りのまじめな性格と比較すると
- HPは4振りで1の上昇(努力値4で1上昇)
- Aは252振りで32の上昇(努力値最初の4で1、次からは8で1上昇)
- Sは252振りで46の上昇(性格補正倍率1.1により余りが出るので上昇量は小数点になります)
です。
このように、性格補正のかかっているステータスは努力値が4もしくは8で1上昇するわけではなく、ステータスに反映されない多少のあまりが出ています。
あまりを出さないようにすると。。。
ではあまりを出さないように無駄なく努力値を振るとどうなるのでしょうか。
ようきの場合1.1倍になるのはすばやさなので、Sに振る努力値をS実数値が11の倍数の154になる188にしましょう。
131(4)-142(252)-100-63-125-154(188)
となります。
このとき、努力値を180と振るとすばやさ実数値が152、188振ると154となるので、8振って2上がっていることになります。172->180のときは1しか上がりません。
普通は最初の4振り以外は8振って1しか上がらないので、2上がってるのはなんだか得しているように思うかもしれません。
実際努力値振りの効率は良くなっています。
効率的に降る場合は残りの64の努力値は、すばやさととくこう以外の性格補正がかかっていないところに8n+4で振ります。
はたして意味があるのか
さて、はたしてこのような調整に意味があるのでしょうか。
少なくともすばやさにこの調整をかけるのはまずありえないと思います。
ポケモンではすばやさが1でも高ければ先制できるので、そこを効率的だからと削るメリットはありません。
明確な仮想敵を決めよう
11n調整が意識されるのは、基本的に明確な仮想敵がいるときです。
たとえばバンギラスを仮想敵とします。
この場合は、「ギリギリバンギラスは抜けるすばやさ」を振って、「ギリギリバンギラスの攻撃を耐えられるHPと防御」を振って、バンギラス対面能力を上げるなど微調整をします。
この対バンギラス能力を最大化させてバンギラスをメタったポケモンは、バンギラスが選出されうるときに必ず選出してバンギラスを倒すことを目指します。
しかし、バンギラスをメタるようにHABCDSに振った結果、少しだけ努力値が余ったとします。
510振れる努力値のうち502しか使わなかったとしましょう。
残りの8をどこに振ろうか。となります。
そのとき、たまたま性格補正1.1倍がかかっているステータスに8を振ったら11nになるとします。
それなら他のステータスに振るよりもこのステータスに振るほうが2上がるのでちょっとお得です。
11nは初心者にはおそらく不要な調整
11n調整は初心者には不要です。
というのも、明確な仮想敵がいない=細かい調整が不要=ぶっぱでOK
となるからです。
逆に下手に調整すると、倒せるはずの相手が倒せなくなったり(11n調整のために攻撃を削ったら倒せるはずの相手が倒せなくなったなど)するので、細心の注意が必要です。
調整の結果、だれを倒せるようになって誰が倒せなくなっているのかを把握できるような上級者になってきたら手を出せばいいのではないでしょうか。
まとめ:【上級者の育成論】11n調整と性格補正【ポケモン剣盾】
いかがでしたでしょうか。
n調整は11nよりも前回のHPに関する2n+1調整などの方が頻繁に使うと思うので、「【上級者の育成論】HPの奇数調整、2n+1調整や3n調整とは【ポケモン剣盾】」 の記事もどうぞ。
それでは今日もポケモン剣盾楽しみましょう!
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