【ポケモン剣盾】ギャラドスはカバルドンより硬い

【ポケモン剣盾】ギャラドスはカバルドンより硬い
こんにちは
44(@yoshiblogsite)です。
ポケモンソード、ポケモンシールドやってますか?
今回はギャラドスについて考えていきたいと思います。
実はギャラドスをランクマッチでほとんど使ってこなかったんですが、あまりにもギャラドスが重かったので「自分で使うギャラドスに相手がどんな立ち回りで対応してくるのか学ばせてもらおう」という気持ちでここ数日使ってみました。
ギャラドスは強い
結論からいうと、ギャラドスは強いです。
それも、かなり強いです。
あまりにも強く、型とバフ状態によってはダイマックス相手にも素の状態で勝ってしまうほどなのでドラパルト、トゲキッス、ポリゴン2などに並ぶバランスのとれた数少ない最強の一角でした。(エースバーンは頭ひとつ抜けてますが、最近ではメタられすぎて逆に出しづらい試合も多くなってる印象です。)
どのくらい強いかというと、電気タイプのポケモンが居ないパーティや電気技の無いパーティの場合、ギャラドス1体で居座って一方的に制圧できることがあるほどには強いです。
ギャラドスといえばカバギャラ、ギャラナットという相性補完のとれた強力な組み合わせは有名ですよね。
異常火力・弱点特殊以外すべてに有利といわれるカバルドン、炎技持ち以外すべてに有利といわれるナットレイ、のようにギャラドスを例えるなら、電気技持ち以外すべてに有利なポケモンだと言えるのではないでしょうか。
岩も弱点ではあるものの、主な岩使いは物理ばかりなので威嚇が効果的に入ります。
HBカバHBギャラHBナットの並びは変化技や特殊技を持たない物理アタッカー一辺倒な相手には異常な強さを発揮します。
パッチラゴン、ウオノラゴン、ゴリランダー、ヒヒダルマ、ガラガラ、シザリガーなどの異常火力でも物理アタッカーならうまくサイクルを回せば完封できるでしょう。
ギャラドスが強すぎたので何でここまで強いのか詳しく見ていきたいと思います。
ギャラドスの合計種族値は本当に540?
ギャラドスは合計種族値540のポケモンです。
他にメジャーな540族といえば
- オノノクス
- キングドラ
- カビゴン
- ミロカロス
- ハピナス
といったところです。
ちなみにトゲキッスは545族です。
どのポケモンも全ポケモンの中では強い方ですがギャラドスの制圧力、対応範囲からすると一歩劣る感じです。
ギャラドスの場合、特性の威嚇によって物理アタッカー相手には実質600族といってもいい強さになります。
ギャラドスの防御種族値は79で、戦っている感覚とはかなり乖離していて実際は低いんですがステータスと特性が非常によく噛み合っているポケモンの1体です。
ギャラドスは想定外の耐久力を持っている
例えば、わんぱくHB252ギャラドスとのんきHB252ナットレイの物理耐久力を比べてみましょう。
ギャラドスの特性はもちろん威嚇で考えます。
ギャラドスにもナットレイにも等倍になるミミッキュのゴーストダイブで比較してみようと思いますが、どちらのほうが高い耐久力を示すでしょうか?

ギャラドスへのゴーストダイブのダメージは33~40(16.3~19.8%)と出ました。乱数6発です。

ちなみに威嚇なしだと確定4発です。

ナットレイへのゴーストダイブのダメージは36~43(19.8~23.7%)と出ました。乱数5発です。
なんと威嚇が入ればナットレイよりもギャラドスのほうが物理耐久力が高いんです。
ナットレイは凄く硬い印象のあるポケモンですが、ギャラドスに同じような印象を持っているトレーナーは非常に少ないはずです。
乱数1発ずれるほどの差があるというのは非常に大きく、1ターン余計に動ける可能性があるというのは「たった1ターン、されど1ターン」です。
余談ですが、火炎玉ミロカロスが物理に硬いという印象を持っているトレーナーは多いですがHP種族値、防御種族値ともにギャラドスとミロカロスは全く同じH95/B79です。
ちなみにナットレイと同じく物理に硬い印象が強いカバルドンは40 ~ 48(18.6 ~ 22.3%)乱数5発なのでHBギャラドスはHBカバルドンよりも硬いです。(ナットレイよりカバルドンのほうがちょっと柔らかい)

物理受けとしてはHBギャラドスがHBナットレイやHBカバルドンよりも硬い、という事実は上位勢や普段からギャラドスを使いこなしているギャラドス好きのトレーナーにとっては常識かもしれませんが、多くのトレーナーにとってこの耐久力は間違いなく想定外です。
想定外の1ターンが勝負を決める
相手の想定外の耐久力で攻撃を受けるとき、そこに1ターンのスキが生まれます。
物理アタッカーが威嚇が入ったまま居座ってくることはほぼないでしょう。
ギャラドスが非常に強いのはこの1ターンにあらゆることができる点です。
龍の舞を1回すれば、AS無振りのHBぶっぱのギャラドスでもいじっぱりA252ギャラドス以上の火力とようきS252ギャラドスを超える素早さを手に入れます。(下記参照)



HBギャラドスにとって龍の舞を1回すると、
- いじっぱりA252ギャラドス以上の物理火力
- ようきS252ギャラドス以上の素早さ
- ナットレイ以上の耐久力
これらを手に入れることができます。
他にも電磁波を撒いてサポートする、身代わりを置く、広い技範囲から交代先に刺さる技をうつ、挑発で積みを防ぐなどできることが多いです。
この1ターンで何をするかがアドを取れるかどうかに直結してくるでしょう。
ナットレイ以上の耐久力があるのでたとえここで勝負を決めるほどのアドが取れなくても、小さくアドをとってさらにサイクルを回していくこともできます。
ギャラドスは特防も高い
物理方面がナットレイ以上に硬く、それが勝利に繋がりうる1ターンを生み出すことはわかりましたが特防方面はどのくらいなのでしょうか。
ギャラドスはD種族値が100もあり、結構特殊方面も硬いはずです。
トゲキッスのエアスラッシュで見てみましょう。HBぶっぱ前提なのでD無振りです。



- ナットレイ:54 ~ 64(29.8 ~ 35.3%)乱数3発(21.1%)
- ギャラドス:61 ~ 73(30.1 ~ 36.1%)乱数3発(52.4%)
- カバルドン:79 ~ 94(36.7 ~ 43.7%)確定3発
さすがにナットレイほどの硬さはないもののカバルドンよりも硬いことがわかります。
ギャラドスは物理特殊の両方に対してかなり高い耐久力を持っていますね。
ギャラドスのタイプ一致ダイジェットとダイストリーム
ギャラドスの非常に優秀なところは水・飛行タイプという点です。
剣盾ではダイマックスによって水はダイストリーム、飛行はダイジェットになりますがこれはそれぞれ水威力1.5倍=A上昇、S上昇という実質バフ技です。
相手の能力ダウン系のダイマックス技はそのポケモン自体が全抜きを狙うというよりも、複数体で1体の苦手なポケモンを倒すときに活躍するものですが、ギャラドスの場合はいずれのタイプ一致技も自身が全抜きをしていける超攻撃的なものになっています。
滝登り
ギャラドスのダイストリームの元技は大抵滝登りです。
滝登りが強いのは、下記の要素です。
- タイプ一致威力80というそこそこの火力
- 必中
- 怯み20%
- 通りがよく素のエースバーンの弱点をつける水技
水は最強ポケモンエースバーンがリベロでどのタイプに変化しても18タイプ中唯一半減不可能な技タイプというだけでも強力ですが、さらに怯み20%がついているのが強力を通り越して凶悪です。
いかにして上から滝登りをうつ試行回数を重ねられるか、というのはギャラドスで勝率を上げるためのヒントになりますし、逆にギャラドス対面ではいかにして相手が上から滝登りをうつ試行回数を減らせるか、というのがギャラドスに負けないためのヒントになりえます。
とびはねる
ギャラドスのダイジェットの元はとびはねるです。
とびはねるが強いのは下記の要素です。
- タイプ一致威力85という滝登り以上の火力
- 麻痺30%
- 1ターンダイマックスターンを透かせる
命中不安ではあるもののそれを補って余りある性能です。
1ターンダイマックスを枯らせるのは先に展開したときに強く、さらに食べ残しを持たせた受け型の場合は食べ残しの回復量を倍にすることができる点でも優秀です。
また30%麻痺というのは非常に確率が高く、ギャラドスは最後の最後まで勝率が0%になることはありません。(相手が連続麻痺すれば勝てるので。)
滝登りの怯みとも相性がよく、トゲキッスほどの確率ではないにせよまひるみ戦法が偶発的に実現する勝ち筋もあります。
上位勢や下位でもうまいトレーナーはダイマックスやS操作による怯み対策、ラムや眠る、電気などによる麻痺対策、まひるみを前提とした試行回数稼ぎをしてくるので、まひるみのワンチャンは通りにくいもののそれでも怯み・麻痺対策を甘く見ているトレーナーを許さないあたり凶悪です。
ちなみに僕は麻痺と怯みを甘くみて運ゲー扱いしていたのがギャラドスに負けていた一番の原因でした。
ギャラドス以外にはアイアンヘッドエースバーンが同じようにとびはねるまひるみのワンチャンを狙える性能を持っています。
実際はまひるみの発生による勝率アップととびはねるの命中不安による15%の負け筋を考えると命中不安のほうが負け率が高そうなので、とびはねるを外すと負けに直結・ほかを選べばまだ続けられるというような択の場合はとびはねるはうてませんが、絶体絶命から最後の希望をとびはねるに見出すことはあります。
ぴょーん=最後の希望
威嚇の引き継ぎ
ギャラドスは自身が全抜き体制に入ることもできますが、威嚇は実質的に一緒に組んでいるポケモンの物理耐久を上げることに繋がるので、物理相手には3体全部の性能向上をしているポケモンでもあります。
ナットレイやカバルドンと一緒に組んだ場合、その物理耐久力は説明するまでもなく突破不可能なレベルにまで上昇します。
基本3戦術からサイクル・詰ませまで
ポケモンの基本中の基本戦術として対面、受け、積みの3つがありますが、ギャラドスはこの全てに組み込めます。
- 対面:命の珠自信過剰でダイマックスから全抜き
- 受け:威嚇HB特化残飯などで受け回し
- 積み:威嚇or自信過剰ラムのみ龍舞
そしてさらに応用したサイクル、詰ませにもカバルドンやナットレイ、ポリゴン2など受け性能も高く攻め性能も相手によっては高くなるポケモンと組ませることで幅広く活躍できます。
マイナーポケモンは基本3戦術のいずれかでしか活躍できないことが多いんですが、ギャラドスはさすが最強の一角だけあって活躍の場が広いです。
vsカバギャラナットを1体で制圧するポケモン
カバギャラナットは強そうですが、この並びを1体で破壊しうるポケモンはいるでしょうか。
考えてみたところレインボードラパルトが強そうです。
レインボードラパルトとは特殊型の命の珠で技構成が
- りゅうせいぐん・シャドーボール
- だいもんじ
- かみなり
- ハイドロポンプ・ソーラービーム
といった彩り豊かなところから名付けられているドラパルトの1体です。
以前まではそこそこ居た、というくらいでしたがS8では2位のくろこさんが使っていたことで有名になりました。
実は僕もS8であまりにも刺さりが良かったレインボードラパルトを使っていたのですが、タイプ受けっぽい構築には初手でダイマックスをぶっ放してるだけで相手パーティが半壊することもたびたびありました。(たぶん今はレインボードラパルトが広く知られているタイミングなのでS8ほど刺さらないですが。)
3体のうちどれか1体を先制で潰すことができれば、択がどんどん減っていくのでeasy winできるでしょう。
当然ながら交代からタイプ受けを成立させられるとレインボードラパルトの初手ダイマックスはあんまり強くないです。
レインボードラパで検索したらバンビーさんの動画がヒットしましたのでついでにどうぞ。
積みで破壊する場合は悪巧みをつんだトゲキッス・飛ロトム(スピンロトム)も良さそうです。
トゲキッスは素早さがギャラドスに負けている点は気になるものの、カバギャラナットの3体は物理受けに特化していることが多く飛行が一貫しているので悪巧みを積む1ターンさえつくれれば、実質ダイジェット連打で2倍弱点を突いているのと同じのため1体で制圧できそうですね。
ダイマックスが終わってもエアスラッシュ怯み連打が狙える点でも勝ち筋が太いです。
まとめ:【ポケモン剣盾】ギャラドスはカバルドンより硬い
いかがでしたでしょうか。
威嚇が入っていると物理・特殊両方においてギャラドスはカバルドンよりも硬いポケモンだという認識は頭の片隅においておくといいでしょう。相当硬いですね。
図鑑説明もギャラドスは「凶悪ポケモン」となってますがその名の通り凶悪な性能になっていると思います。
パッチラゴン、ジバコイル、放電ポリゴン2、ロトム系といった強力な電気に後出しから切り返せる対策ポケモンは必須ですが、それさえ気をつければ初心者から上級者まで幅広く使えるポケモンなのではないでしょうか。
では、今日もポケモン剣盾楽しみましょう!
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