XOTICのBBPreamp-MB【徹底レビュー】温かいオーバードライブ

2019年7月8日

XOTICのBBPreamp-MB【徹底レビュー】温かいオーバードライブ

高級エフェクターの1つ、XOTICのBBPreamp-MBを購入したので、様々な設定例とサンプル音源とともに徹底レビューしていきます。

マーシャルのアン直系の音が好きで、6弦0フレットの刻みだけを1日中弾いてられるくらい(実際初心者の頃は夢中で何時間も6弦だけ弾いてましたw)刻み音が好きな、ギター歴10年くらいのアマチュアギタリストによるレビューです。

プロでも使ってる人多いし、これから買おうかなー、でも高いしなーと購入を検討している方の参考になればと思います。

XOTIC BBPreamp-MBの特徴

BBPreampに、MBつまりMidBoostがついたのが本機種です。

このMidブーストをすると、BBPreampスタンダードの温かい音色が自然な感じで前に出てきます。

他のXotic系エフェクターは9Vのみ対応が多いですが、BBPreampMBは15Vや18Vにも対応しています。

電圧を上げるとレスポンスがよくなるなどサウンドのアップグレードができるということで、コアなファンには嬉しい感じですね。

プロの演奏

なにはともあれ百聞は一見にしかずということで、まずはプロの演奏を聴いてみましょう。

ディレイやリバーブといった空間系も薄っすらとかかっているようですが、ずいぶんと温かいです。

ギター本来の音を活かしたブーストができるエフェクターだとわかりますね。

シングルコイルのギターでも程よく音が太くなって、ロックやブルースにうってつけな味のある音が出せそうです。

バイパス時の音

それではここからは下手なアマチュア(自分)が弾いたときの音をみていきましょう。

ギターはレスポール、IFはsteinbergのUR22mkII、DAWはGaragebandと至ってシンプルかつ安価な構成です。

エフェクター本来の味を見るために、空間系は完全にオフにしてシンプルなフレーズのみで弾いています。

まずはバイパス時の音

特に何も味付けはされてないのが分かると思います。

Volをブーストさせたときの音

次にエフェクターをONにしてVolumeをブーストさせたときの音を聴いてみましょう。

ミュート浅めにかけたとき

ミュート深めにかけたとき

これだけでもオーバードライブならではの硬質感が出てきましたね。

バイパスのときと比べると少し音が太くなっています。

さらにBassをブーストさせたときの音

さらにBassをMaxまでブーストさせてみたときの音がこちらです。

丸みを帯びて力強くなり、太さが一気に増しています。

とはいえディストーションやファズのように低音が暴れまくるようなタイプではもちろんなく、オーバードライブらしい、ギター本来の味をあまり加工しないBassのブースト感です。

さらにGainをブーストさせたときの音

さらにGainを載せていってみましょう。

歪感がPreampっぽいですね!

この張り詰めた弦の音をそのまま増幅していった結果歪んだような、バインバインした音が響く温かい歪みはかなりおいしいです。

GainをMaxにするとハードロックが弾きたくなりますね。

さらにTrebleをブーストさせたときの音

エッジを利かせるためにこれにTrebleを載せていってみます。

バチバチいっていますね。

個人的にはTrebleMaxはさすがにやりすぎたかなという感じです。

わたしの演奏が下手なのもありますが、やや耳障りが良くない感じがしますよね。

もうちょっと高温域がシャキンと切り裂く感じで効くPresenceよりのTrebleが個人的には好きなので、ここについては上げすぎないのがいいかもしれません。

さらにMidをブーストさせたときの音

ここまでフルテンになっていますが、さらにこのBBPreampMBの目玉であるMidブーストを載せていってみた結果が下記の動画です。

かなり音のイメージが変わりましたね。

というよりも、「前に出てきた」という感じです。

前述したTrebleの動画と聴き比べるとわかりますが、Maxにまでブーストすると、ここまで音を前に出せるので、バンドアンサンブルによってMidブーストによりギターを前に出したり後ろに引っ込めたりができることがわかります。

BBPreampのスタンダードモデルではできず、MBモデルしかできない機能ですが、これはかなり表現の幅が広がるのが分かると思います。

さすがにこの動画のようにMaxまで上げるとバチバチしすぎるので、ここまで上げることは無いと思いますが、バンドの中で使える場面はMidブーストがあるのと無いのとではだいぶ変わってきますね。

個人的ベストセッティング

いろいろいじってみましたが、結局下記のようなセッティングに落ち着きました。

ドライな硬質感を基本としてエッジの効いた音を目指しました。

いつまでもザクザクと刻めて、さらに薄っすらとBassの響きが広がるようなセッティングです。

  • Volume: Max
  • Bass: 10時
  • Gain: 1時
  • Treble: 3時
  • Middle: 9時

もう少し速い刻み音はどうなるかというのが下記です。

正直低音ミュートの16分音符以上をメインで弾くような、例えばメタルのようなハイテンポの曲で使うエフェクターではないかなと思います。

それよりも、8分音符や4分音符をメインで使うようなロック系のミドルテンポの曲のほうが、このエフェクターの味を十分に発揮できると思いますね。

リードも適当に弾いてみました。

※さすがにリードなのでディレイとリバーブは薄っすらとかけています。

単音弾きでもやはり温かみのある音なのがわかりますね。

ハイゲインディストーションだと耳に突き刺さるようなトゲトゲしい音(個人的には好きです)になりますが、BBPreampだと高音域を弾いても丸みのある耳触りのいい音で演奏できます。

こういった点をとっても、ロックやブルース、ポップスなどのジャンルで活かせるエフェクターですね。

逆にメタルで使うような耳に突き刺さるような音を出すエフェクターなら、先日紹介した「Leqtique9/9徹底レビュー【設定例とサンプル音源付き】」のようなハイゲインディストーションのほうが向いてます。

Gainを0にするという裏技

最初に紹介したセッティングのように、BBPreampはGainを上げなければ変に歪むことがありません。

Volumeは上げてGainを0にすることで、本来の音を太くするクリーンブースターとして使えます。

歪は別のが良いんだよなとか、ロック系の音とメタル系の音を曲によって変えたいとかいう場合にも役立ちますし、もちろんシンプルにクリーンのフレーズではより温かみのある太い音を鳴らせるようにもなります。

まとめ:XOTICのBBPreamp-MB【徹底レビュー】温かいオーバードライブ

いかがでしたでしょうか。

プロでも使用者の多いエフェクターだけに、使える場がたくさんありそうです。

特にBBPreampMBではMidブースト機能によって、中高音域をそのままブーストすることができる=前に出すことができます。

演奏するジャンルやバンドによってどのくらいギターを前面に押し出すか(しかも自然に)調整できるのは、貴重なエフェクターかなと思います。

高級エフェクターなので新品だとかなり高いですが、時間がたっているので中古なら安く買えると思います。

特にロック系のジャンルをやっている人にはおすすめしたいオーバードライブ・ブースターですね。