Leqtique9/9徹底レビュー【設定例とサンプル音源付き】

2019年7月7日

Leqtique9/9徹底レビュー【設定例とサンプル音源付き】

エフェクター界の重鎮のShun Nokina氏のブランドであるLeqtique9/9を中古で買うことができたのでレビューしてみようと思います。

このブランド、日本製な上にハンドメイドです。

普通ならかなり高額になりそうなものですが、

新品でも2万を切る価格帯、中古ならさらに安く手に入るということで、

かなりコスパのいいエフェクターです。

とはいえ高級エフェクターには変わりないので、プロ使用に耐えられる品質になっています。

2万でも安いと思えるようなエフェクターなので、使い込めば使い込むほど様々な表現ができる奥深さがあります。

Leqtique9/9の特徴

Leqtique9/9はモダンなハイゲインディストーションに分類されるエフェクターです。

歪の粒はかなり細かく、まさにモダンなハイゲインといった感じです。

こういったタイプのディストーションは粒が細かいために粒立ちが悪いことが多いのですが、

Leqtique9/9はかなり粒立ちがよく歪が気持ちいいのが特徴です。

コントロールノブは

  • Volume
  • Bottom
  • Gain
  • Treble
  • MidCut

と5種類あり、幅広い音作りにも耐えられます。

よく安い価格帯のエフェクターでありがちなのは、コントロールノブがたくさんある割に使える音はほとんどないということですが、Leqtique99はそんなことはなく使える設定がたくさんあります。

基本はGainの量で調節して、ロックなクランチからデスコアやジェントのようなヘヴィな歪まで表現できます。

切れ味鋭いエッジを効かせたいときはTrebreを上げて、音を太くしたいときはBottomを上げます。

この効き方が尋常ではないので、多くの人のニーズに答えうる作りになってるような気がします。

裏のパネルをネジで開けると、隠し機能のMidCutが現れます。

このMidCutはアタック感が強すぎるときに微調整するために使えます。

ミドルは音の抜けに関わる要素ですが、ジャンルによってはミドルがありすぎると銃弾で撃たれているかのようなうるさいアタック感があるので、これで調節します。

例えば、歌ものでギターのミドルがガンガン鳴っているのはうるさいので、これが役立ってきます。

とはいえ、あまりMidCutを使うことはないですね。

Leqtique9/9の音

百聞は一見にしかずじゃないですが、文字で見るより音で聴くのが速いのでここではどんな音がするのか紹介します。

こちらはプロの演奏です。

様々な設定とディレイ・リバーブや他の楽器と合わせて演奏しています。

Leqtique99は作り込んでいくとここまでのクオリティが発揮できる、というエフェクターだということがわかりますね。

さすがに巧すぎて、エフェクターがすごいのかギタリストがすごいのかミックスがすごいのかはわからないですが、とにかくすごいです。

ではアマチュアの演奏ではどうなるのか?これが重要です。

プロ使用に耐えるエフェクターとはいえ、その真価が発揮されるのは演奏力+他のエフェクターや機材の味付け具合+他の楽器とのバランスの賜物です。

ということで、アマチュア演奏での「単純なリフ+シンプルな機材+ドラム」だけで録音したサンプル音源を紹介します。

クリーン(バイパス)

バイパスしたときの元の音はこんな感じです。

この音を元に音の変化を確認していきます。

ミュート深め

VolumeのみMaxにしてパームミュートを深めにかけたパターンです。

すでにこれだけでクランチ掛かっていることがわかりますね。

ミュート浅め

VolumeのみMaxにしてパームミュートを浅めにかけたパターンです。

ミュートのかかり具合でだいぶニュアンスが変わっているのがわかります。

Bottomブースト

BottomをMaxにしたパターンです。

かなり音が太くなったのがわかります。

Gainブースト

さらにGainもMaxにしたパターンです。

音が潰れまくっているのがわかります。

さすがにハイゲインディストーションなのでGainMaxは凄まじい音になりますね。

Trebleブースト

さらにTrebleもMaxにしたパターンです。

GainMaxだけだと潰れまくってトラディショナルなデスメタルで使うような音になっていましたが、Trebleを上げることでエッジが立ってモダン感が出てきましたね。

歪の粒が小さいので電動のこぎりのような音になっています。

MidCut

さらにMidCutしたパターンです。

あらゆるノブをブーストした上でのMidCutMaxなので、かなりのドンシャリサウンドになりました。

ギターはあまり目立たないような、バッキングメインの曲ではMidCutは活躍しそうです。

これだけアタックを削れるので、アタック音が気になる方は自分の演奏やギター本来の音のクセに合わせてこれを微調整すれば、自分専用のベストなセッティングが作れると思います。

裏蓋の中についているのもそういった思いがあるのかもしれません?

個人的ベストセッティング

個人的に好きな音です。

ザクザク感とジャリジャリ感の間くらいの音です。

VolとBottomとTrebleはMaxで、Gainが10時、MidCutはしていません。

高速刻み

高速刻みのときの粒立ちの参考になれば。

プロが演奏すればもっとエッジの効いたニュアンスも出せると思います。

低音が音の輪郭をしっかりと作ってくれますが、それは他の帯域の音をマスキングしすぎないので心地よく刻めます。

リード

適当にメロディを弾いてみました。

さすがにメロディなのでディレイとリバーブをかけています。

針が突き刺さるような鋭いエッジの効いた音ですね。

ちなみにTrebleを絞ればもっと甘い音色も表現できます。

Leqtique9/9はこんな人におすすめ!

Leqtique99はモダンなハイゲインディストーションということで、デスコアやジェントといったモダンメタルを表現したい人には特におすすめです。

刻みのエッジとズシンとくる重さ、そして急カーブのような静と動が重要になってくるジャンルなので、まさにうってつけです。

他にも軽めにGainをかけて使うことで少し激しいハードロック、ヘヴィ・ロックなどにも使えるエフェクターですね。

ただしオーバードライブっぽさはないので、ドライブ感が欲しい人にはそこまでおすすめじゃないかなというような印象でした。

Leqtique9/9徹底レビュー【設定例とサンプル音源付き】まとめ

いかがでしたでしょうか。

エフェクターの試奏音源てプロの演奏ばかりで、それを参考にして買ってみたはいいものの素人演奏だと全然いい音が出ないなんてことはよくあると思います。

だからこそ楽器屋さんに試奏に行ったりするんですが、家が遠かったり店員さんとのやりとりが面倒って人も多いと思います。

個人的にはもっともっと、なるべくしょぼい初心者機材で、素人演奏の試奏動画がYoutubeとかに上がればいいなーと思ってます。

この記事を読んでいただいた方も、よければぜひ手持ちのエフェクターの試奏音源をYoutubeとかにアップしてほしいと思ってます。

Leqtique99はなかなかおいてないエフェクターですが、Amazonではちょいちょい見かけるので気になった方はどうぞ。